Intelは、デスクトップ向けCPUの新モデルとして、第12世代Intel Core i9-12900KSプロセッサを4月5日に発売すると発表した。世界最速をうたっており、Intel Thermal Velocity BoostとIntel Adaptive Boost Technology(ABT)により、最大5.5GHzの動作周波数を実現している。価格は北米市場で739ドル、日本市場では105,800円前後となる模様。

  • 満を持して最速Alder Lakeの「Core i9-12900KS」が発売に

    満を持して最速Alder Lakeの「Core i9-12900KS」が発売に

Core i9-12900KSは、その存在が今年はじめのCES 2022で明らかにされていたデスクトップ向けAlder Lake-Sベースの最上位モデル。チップの製造はIntel 7プロセス。コア数はPコア×8基とEコア×8基の計16コアで、24スレッド。既存モデルから動作周波数が引き上げられ、One Core Turboで5.5GHz動作、All Core Turboで5.2GHz動作が可能となった。ベース消費電力となるProcessor Base Power(TDP相当)は150W、Maximum Turbo Powerは241W。ソケット形状はLGA1700で変わらず、Intel Z690のマザーボードで使用できる。

  • スペックはCore i9-12900Kの選別品といったところ

■主な仕様比較 i9-12900KS i9-12900K i9-12900
製造プロセス Intel 7 Intel 7 Intel 7
Pコア数 8 8 8
Eコア数 8 8 8
スレッド数 24 24 24
最大動作周波数 5.50GHz 5.20GHz 5.10GHz
Pコア Max Turbo動作 5.20GHz 5.10GHz 5.00GHz
Eコア Max Turbo動作 4.00GHz 3.90GHz 3.80GHz
Pコア ベース動作 3.40GHz 3.20GHz 2.40GHz
Eコア ベース動作 2.50GHz 2.40GHz 1.80GHz
キャッシュ容量 30MB 30MB 30MB
Intel Adaptive Boost Technology 対応 非対応 非対応
Intel Thermal Velocity Boost 対応 非対応 非対応
PCIeリビジョン 5.0&4.0 5.0&4.0 5.0&4.0
PCIeレーン数 20 20 20
対応メモリ DDR5 4800
DDR4 3200
DDR5 4800
DDR4 3200
DDR5 4800
DDR4 3200
Processor Base Power 150W 125W 65W
Maximum Turbo Power 241W 241W 202W