Appleの新製品発表会「Peek Performance.」(最高峰)が、日本時間3月9日早朝にオンラインで配信されました。5G対応になったTouch ID付きの新型「iPhone SE」や、M1チップ搭載でパフォーマンス強化した「iPad Air」などが登場。3月18日から順次発売されます。

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また、新チップ「M1 Ultra」を搭載した新たなデスクトップ機「Mac Studio」など、クリエイター向けの製品も登場しました。ここでは改めて、今回の特別イベントの中で披露された製品を振り返ります。

5G対応になったTouch ID付き「iPhone SE」

  • 第3世代になった「iPhone SE」

4.7型ディスプレイを備えたコンパクトな「iPhone SE」が、第3世代に進化しました。現行世代のデザインや本体サイズ、Touch IDはそのままに、iPhone 13シリーズと同じA15 Bionicチップを搭載して機能強化。新たに5G通信にも対応します。

価格は、64GBモデルが57,800円、128GBモデルが63,800円、256GBモデルが76,800円。カラーは現行モデルと同じスターライト、ミッドナイト、PRODUCT(RED)の3色。3月11日22時から予約受付を開始し、3月18日発売です。

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新型「iPad Air」、M1チップ搭載でパフォーマンス強化

  • 第5世代「iPad Air」

Apple Silicon (M1)を搭載してパフォーマンス強化した「iPad Air」(第5世代)が登場。新たにセンターフレームに対応した1,200万画素の超広角フロントカメラを搭載しており、ユーザーの動きに追従して自動的にフレーム内に収めることができます。現行機種の10.9型Liquid Retina Displayとオールスクリーンデザインはそのまま継承。インタフェースはUSB-C。

価格は、Wi-Fiモデルの64GBが74,800円、256GBが92,800円。5G通信に対応する、Wi-Fi+Cellularモデルの64GBが92,800円、256GBが110,800円。カラーバリエーションはスペースグレイ、ピンク、パープル、ブルー、スターライトの5色。3月11日22時から予約を受け付け、3月18日に発売します。

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新しいデスクトップ機「Mac Studio」。新チップM1 Ultraも

  • クリエイター向けのハイスペックな「Mac Studio」

クリエイター向けの新たなデスクトップ機「Mac Studio」も登場。3月18日に発売予定です。

外側は1枚のアルミニウムの押出加工で作られており、既存のMac miniのフットプリントはそのままに、厚みを増したようなデザインが目を惹きます。実はこの中には“革新的な熱管理システム”を内蔵しており、底面から後部へと流れるようなエアフローで内部を強力に冷却するそうです。

前面には2つのUSB-CポートとSDカードスロット、背面にはThuderbolt×4と10Gb Ethernet×1、USB-A×2を装備。HDMI出力や、高インピーダンスなヘッドホンも駆動できるという3.5mmステレオミニの「Pro audio jack」も備えます。

価格は、既存の「M1 Max」チップ搭載モデルが249,800円から。ハイエンドなMac Proをはるかにしのぐ強力スペックの新開発チップ「M1 Ultra」搭載モデルは499,800円から。M1 Maxモデルは最大64GBのユニファイドメモリ、M1 Ultraモデルは最大128GBのユニファイドメモリが選べます。また、SSDは512GBから8TBまで用意されます。

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  • 新開発チップ「M1 Ultra」

27型5K「Studio Display」。A13内蔵でビデオ会議にも

  • 「“究極のビデオ会議ディスプレイ”にもなる、A13チップ内蔵の「Studio Display」

27型/5K解像度のRetinaディスプレイ「Apple Studio Display」を3月18日に発売。Mac Studioのほか、既存のMacBook ProなどさまざまなMacと組み合わせて使えます。価格は199,800円から。スタンドやディスプレイのガラスの種類を選べるオプションも用意されます。

最大の特徴は、クリエイター仕様の外付けディスプレイながらA13 Bionicチップを内蔵し、センターフレームに対応した12MPの超広角カメラ(122度)と、空間オーディオに対応した6スピーカー、スタジオ品質の3マイクアレイを搭載している点。“究極のビデオ会議ディスプレイ”としても使えるとしています。

背面にはUSB-Cポート×3とThunderboltポート×1を装備。USB-Cでさまざまな周辺機器やストレージ、ネットワークを最大10Gb/sの速度でディスプレイに直接接続でき、Macとは1本のケーブルでThunderboltポートに接続可能です(HDMI入力は非搭載)。

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iPhone 13シリーズに新色グリーン

  • iPhone 13シリーズに新色グリーンが登場

iPhone 13シリーズには、新色「グリーン」と「アルパイングリーン」を追加。3月11日から予約を受け付け、3月18日に発売します。

どちらも緑系のカラーですが、仕上げに若干違いがあるのが特色。iPhone 13/13 miniに追加されるグリーンは、アルミ素材のフレームにツヤのある背面ガラスを組み合わせています。一方、iPhone 13 Pro/Pro Maxに追加されるアルパイングリーンは、光沢仕上げのフレームにマット仕上げの背面ガラスを組み合わせました。

カラー以外の仕様に変更はなく、価格もほかのカラーと同じ。iPhone 13は98,800円から、iPhone 13 miniは86,800円から。iPhone 13 Proは122,280円から、iPhone 13 Pro Maxは134,800円から。

ストレージオプションは、iPhone 13/13 miniが128GB、256GB、512GBの3種類。iPhone 13 Pro/Pro Maxはさらに1TBを加えた4種類で展開します。

iPhone 13シリーズに「グリーン」登場、13 Proも含む4機種に新色追加