エレコムは3月2日、国内初となる「USB Power Delivery EPR」対応ケーブルを2022年春に発売すると予告した。製品の詳細や価格は後日案内される。
USB PD EPR(Power Delivery Extended Power Range)とは、2021年5月に発表された新標準規格「USB Power Delivery Revision 3.1」のなかで規定されたUSB PDの拡張規格。これまでのUSB PDは最大100Wと定められていたが、USB PD EPRでは240Wまで対応する。スマートフォンやノートPCの充電だけでなく、デスクトップPCやプリンターでもUSBケーブル1本での接続が実現できる新規格として期待されている。
従来以上の高電圧を扱うUSB PD EPRでは、対応ケーブルの条件もより厳しく定められている。USB PD EPRの上限となる48V/5Aを扱えるケーブルのみ使用が認められるほか、eマーカーと呼ばれる認証チップの搭載が必須となる。
エレコムが開発中の製品は、USB PD EPRのための認証を日本国内の製品として初めて取得した。USB4による最大40Gbpsの高速データ転送、DisplayPort Alternate modeによる映像伝送にも対応する。