◆Tom Clancy's The Division 2(グラフ35~40)

Tom Clancy's The Division 2
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/division2/

ベンチマーク方法はこちらの"Tom Clancy's The Division 2"に準ずる。設定は

品質:高

としている。

  • グラフ35

  • グラフ36

  • グラフ37

  • グラフ38

  • グラフ39

  • グラフ40

さて平均/最大/最小フレームレート(グラフ35~37)を見ると、傾向はShadow of the Tomb Raiderに近い。Radeon RX 6600 XTが飛びぬけており、残りの3つが大体同じというあたりだ。ただRadeon RX 6500 XTの性能はどうにかGeForce GTX 1650 Super程度というあたりで、また2.5Kにおけるフレームレートの下がり具合が大きいあたりはShadow of the Tomb Raiderよりも少し厳しい、という感じになっている。とはいえ、2Kでの最小フレームレートが55fps程度というのは、2Kまでなら十分プレイ可能という意味でもある。

フレームレート変動(グラフ38~40)もこれを裏付けており、Radeon RX 6500 XTは比較的穏やかというか、あまり激しいフレームレート変動は見られない。2.5Kは残念ながら論外であるが、2Kならプレイには十分だろう。GeForce GTX 1650 Superとの性能差、平均すると75.4fps vs 72.8fpsということでRadeon RX 6500 XTの方が微妙に下だが、フレームレート変動を見る限りはそれほど大きな差は体感できないと思う。

◆Watch Dogs:Legion(グラフ41~46)

Watch Dogs:Legion
Ubisoft
https://www.ubisoft.co.jp/wdlegion/

ゲームベンチマークの最後はこちらを。ベンチマーク方法はこちらの"Watch Dogs:Legion"に準ずる。ちなみに設定は

Quality:Medium
RT Reflection:Off

とした。このRT ReflectionをMiddleに設定すると、Radeon RX 6500 XTのフレームレートは10fps前後まで落ちるので、残念ながらRTの利用は非現実的である。

  • グラフ41

  • グラフ42

  • グラフ43

  • グラフ44

  • グラフ45

  • グラフ46

それはともかく平均/最大/最小フレームレート(グラフ41~43)の傾向はこれも同じである。どちらかと言えばThe Division 2に近い感じか。ただ違いは2.5Kでの落ち込みがそれほど大きくない(GeForce GTX 1650 Superと同程度)という点である。問題はどこまで遊べるかという点で、2Kにおける最小フレームレートは40fps超だから結構厳しい。ただ平均フレームレートで100fps近くを維持しているRadeon RX 6600 XTですら2Kの最小フレームレートは50fpsまで下がっている訳で、要するにゲームそのものがこのクラスのGPUには厳しい、という事かもしれない。

実際にフレームレート変動(グラフ45~48)を見てみると、特にRadeon RX 6600 XTでは細かなスパイクが目立つが、これが最小フレームレートを引き下げている要因と思われる。ただそれとは別に70秒あたりに大きく負荷がかかるポイントがあり、解像度に関わらずここで一気にフレームレートを下げているあたりは、やはりゲームそのものの負荷がこのクラスのGPUには厳しい、ということになる。もう一段Qualityを下げるかのが妥当であり、その意味ではこのクラスのGPUのベンチマークにWatch Dogs:Legionは厳しかったかもしれない。