『アイドルマスター SideM』の6thツアーとなる「THE IDOLM@STER SideM 6thLIVE TOUR ~NEXT DESTIN@TION!~ Side TOKYO」が1月9日、東京・国立代々木競技場・第一体育館にて開催された。2021年11月に同ツアーの神戸公演を終え、この日のライブは東京公演の2日目となる。
今回の公演では『アイドルマスター SideM』に登場するキャラクターを演じる声優が16ユニット分、総勢45人集まり全24曲をパフォーマンス。会場で直接観覧する以外にもライブ配信で視聴することが可能で、参加者は架空のペンライトを振ったりコメントを投稿したりとライブを盛り上げた。ライブの模様をレポートする。
一曲目は出演者全員が登壇する「Growing Smiles!」。ステージいっぱいに出演者が並び、前向きな歌詞と振り付けで歌い上げた。ライブ配信のコメントでは、キャラごとの新衣装に対する喜びの反応や推しユニット、メンバーへの声援が散見。パフォーマンス後のMCでは八代拓(柏木翼役)が「配信でご覧の皆様楽しみにしててくれましたかー!?」と問いかけると、ステージ中央のモニターに「いえええい」や「はいいいい」などの盛り上がっているコメントが多数映し出された。
メンバー紹介のパート後、ユニット曲「We're the one」のパフォーマンスで先陣を切ったのは新人ユニットのC.FIRST(クラスファースト)。MCパートにて感想を聞かれると、伊瀬結陸(天峰秀役)は「ちょっと調子乗ったこと言っていいですか?挨拶をさせていただいた直後に歌うということで、そこまではフレッシュさだけでいたこの3人が、いきなり曲になると変わり決めていくというところで見せつけようとがんばりました!」と振り返った。
「喜怒哀楽万国共通-Burn it up!-」を歌った神速一魂の益山武明(紅井朱雀役)は、「DAY1の方でこの曲を初披露させていただいて、その時は一発目ということなので俺たちも気持ちを上げて皆にこの歌を届けようっていう感じだったんですけど、今日は自分にも余裕が出たのか、昨日よりもみなさんの表情がよく見えた感じがしました」と語った。
可愛らしい衣装と振り付けによるF-LAGSの「Hope's Journey」をパフォーマンスした、三瓶由布子(秋月涼役)は「冒頭の挨拶を忘れるくらい楽しかったです」と笑顔で話し、座りながら踊る通称”お尻ダンス”について「最初、先生に振り付けをいただいた時に冗談かなってちょっと思ったんです。でも、やってみたら裏で皆がかわいいって言ってくれたからやってよかったー」と喜んで見せた。
朝の爽やかさと落ち着いた雰囲気のある DRAMATIC STARSによる「GOOD NEW MORNING」では、仲村宗悟(天道輝役)が「見てください、新衣装です」と、三人それぞれ赤、青、緑を基調とした衣装を紹介。続けて、八代が「ほんとにこの衣装を着られることがすごく嬉しくて、でも一つだけ不安だったのがストールを着けること。僕、過去にストールで息ができなくなるほど(ライブ中に)締まったことがあって。でも、今回は締まらないように。衣装さんありがとうございます」とスタッフに感謝を伝えた。
可動式ステージで観覧車を表現する演出もあったHigh×Jokerによる「Smiles In Wonderland!」で千葉翔也(秋山隼人役)は、「笑顔になってくれましたね。見ててわかりました。『夕景 優しくて Ah』っていう歌詞があるんですけど、それまで会場の赤って結構強い色だなと思ってたんですよ。でも、今日一面であの(ペンライトの)赤を見たらすごく優しい気持ちでした」と振り返った。
元教師ユニットのS.E.Mによる「Happy's Birthday」では、ピンク色のホイッスルを吹いたりステージを端まで使って走り回ったりと、学校の体育を思わせるパフォーマンスを披露。伊東健人(硲道夫役)は「今までだと中学校とか高校とかそれくらいの子をなんとなくターゲットにしてる曲が多かったんですけど、『Happy's Birthday』はちょっと年齢を下げたというかよりワイドにしたというか、中高生のみならずそこから下の子もそうだし、上の人にも楽しめるように」と曲の狙いを解説。
ダンスがなく歌だけのパフォーマンスとなったAltessimoの「mermaid fermata」について永野由祐(神楽麗役)は「全ユニットがいる中、歌だけで私たちは勝負するということで。水中の演出も素晴らしくて、歌で溺れたんじゃないですかね」とコメント。土岐隼一(都築圭役)は「今回は泡の中から出てくるということで、プロデューサーの皆様を引きずり込む演出をしたい、ということを受けました、永野君は間奏の時にどういう顔をすればいいかわからない、ということを言いながら歌った」と裏話を展開した。
スポーティな衣装と振り付けによるWの「Great Sympathy」を歌唱した菊池勇成(蒼井悠介役)は、「神戸公演に続いて改めて東京でもこの曲をやらせていただくということで、同じツアーで同じ曲をやるっていうのが自分の中でプレッシャーもあったりとか。だからこそ、今回どれだけのパフォーマンスをできるのかなっていうのがありました」と気持ちを吐露し、「前回はリフター(上下するステージ)を使ったんですよ。今回はここの(平面の)ステージのみだったので、どれだけ大きく体を動かすとかどれだけみんなのこと見えるかなーっていうのを考えながら歌いました」と語った。
さまざまなイラストやカードが映像に映し出される「思い出ボム」の後は、最終曲となる「DRIVE A LIVE」。出演者全員が今回のライブツアーオリジナルの水色や城を基調とした衣装で登場した。配信のコメント欄は「315!(サイコー)」や「ノシノシ(手を振ってる様子)」などで埋め尽くされる。アンコールでは「Beyond The Dream」と「NEXT STAGE!」が全員で歌われた。
全24曲を歌い切ったアイドルたちは次々とステージを後に。。コメント欄には「888888888」「315!」「アイマス最高!」という書き込みで溢れていた。
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