EcoFlow Technology Japanは1月10日、3,600Wh(1,125,000mAh)の大容量ポータブル電源「EcoFlow DELTA Pro」を発表した。安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用したのがポイント。大容量ながら充電時間を短縮したほか、ソーラーパネルなどでも充電できるようにした。価格は399,300円。専用アクセサリーも1月中旬より順次販売する。

  • 安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用した大容量ポータブル電源「EcoFlow DELTA Pro」

同社「DELTA」シリーズの最大容量を更新する、3,600Wh(1,125,000mAh)のポータブル蓄電池。緊急時に家庭ひと世帯が最低限必要とする電力の2日分を賄え、キャンプやキッチンカーなどでの業務利用にも活用できる。別売りの専用エクストラバッテリーを2台接続すれば、容量を10,800Whまで拡張できる。

搭載ポート類は、ACコンセント×5系統、シガーソケット×1系統、DC5521×2系統、アンダーソンコネクタ×1基、USB Type-A×4基、USB Type-C×2基。出力は、ACコンセントが最大3,000W/20A(1系統は30A)、シガーソケットが126W、DC5,521が38W、アンダーソンコネクタが378W。USB Type-Aが12Wで、その内2基は18Wの高速充電に対応する。USB Type-Cは100W出力に対応する。

  • コンセントやUSB端子など、多くの端子を搭載する

本体への充電は、「X-Streamテクノロジー」により2.4時間で80%までの急速充電が可能。フル充電までの時間も3.1時間と短い。本体への充電方法には、家庭用コンセントのほかにシガーソケットやソーラーパネルからの充電にも対応。専用アクセサリのEVアダプターを利用すれば、日本全国のEVステーションで充電が可能だ。

バッテリーセルには、安全性の高い「LiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン電池)」を使用し、充放電サイクルは残存80%想定で3,500サイクル、残存50%想定で6,500サイクルと長く、10~20年と長期にわたって使い続けられる。本体は耐火材を採用した一体型設計で、独自開発のバッテリーマネージメントシステム(BMS)により安全性を高めている。

専用無料アプリ「EcoFlow App」との連携では、リアルタイムでDELTA Proの電力使用状況などを確認可能。「EcoFlowリモートコントローラー」では、離れた場所から操作が行える。本体サイズはW285×D635×H416mm、重さは約45kg。

専用アクセサリー

  • DELTA Pro専用エクストラバッテリ: 297,000円
  • EcoFlow スマート発電機: 159,500円
  • ダブルボルテージハブ: 15,950円
  • EVアダプター: 11,550円
  • ソーラートラッカー: 297,000円
  • リモートコントローラー: 11,550円
  • スマートホームパネル: 149,600円
  • 400Wソーラーパネル: 126,500円