米Microsoftは12月7日(現地時間)、Windows InsiderプログラムのDevチャンネルでWindows 11向けにリニューアルした「メモ帳」(Windows Notepad)のプレビューを開始した。

シンプルで、手軽に使えるのがメモ帳の特長であり、日常的にメモ帳を使用しているユーザーの多くは大きな変化を望んではいない。それを踏まえて再デザインしており、MicrosoftのDave Grochocki氏は、生産性、軽快なパフォーマンスと安定性を最重要視しながら「クラシックなアプリをモダンにアレンジし、新鮮でありながら親しみを感じさせるものになるようにデザインしました」としている。

新デザインは、角がラウンドしていて、マイカ(Mica)素材の効果が用いられているなど、Windows 11のビジュアルデザインに沿ったものになっている。最大の変更点はダークモードのサポートだ。デフォルトでは、ユーザーのシステムテーマの設定に合わせて表示されるが、アプリの設定で表示モードを変更できる。

また、フォントのオプションが用意されているほか、再設計した検索・置換機能、ユーザーからの要望が多かったマルチレベルの「取り消し」などをプレビュー版は含む。

最初のプレビューのため、異なる入力言語の切り替えや日本語IMEの使用がアクセスキーの使用に影響するなど、いくつかの問題を残したままのリリースになっている。今後は既知の問題を修正し、大きなファイルを開く際のパフォーマンスの改善といった作業を続けていくとのこと。