OPPOの「Band Style」やガーミンの「Venu」など、女性も着けやすいファッション性の高いスマートバンドがここ数年で増えました。

中でも筆者の目を釘付けにしたのが、「Fitbit Luxe」のスペシャルエディション(直販価格25,990円)。通常のバンドに加え、セレブにも人気のジュエリーブランド「gorjana(ゴリアナ)」のパーカーリンクブレスレットが付属していて、あらゆるシーンで使いやすくなりました。

このモデルを約3カ月間じっくり使ってみたので、その使用感をお伝えします。

  • ジュエリーのようなデザインで気分がアガる!

ジュエリー感覚で使えるスマートバンド

筆者が使用したのは、「Fitbit」史上最もファッショナブルな健康管理トラッカーと言われる「Fitbit Luxe」のスペシャルエディション。ジュエリーブランド「gorjana」とコラボしたブレスレットはゴージャス感があり、上品なデザインです。

  • ディスプレイの周囲が光沢のあるステンレススチールになっているので、ベルトスタイルでもファッショナブル

毎日の歩数や睡眠の質を知りたいので、筆者は常にスマートバンドを身に付けています。ただビジネスシーンや友だちと出掛ける時などは、通常の腕時計に付け替えて、スマートバンドはバッグの中に入れていました。

でもこのデバイスを手に入れてからは、ブレスレットスタイルでお出掛け。ビジネスシーンで付けていても違和感のないデザインなので、とても重宝しています。

しかもシリコンで肌触りの良い「ピオニー クラシックベルト」も付いているので、外出する時にはブレスレット、自宅で居る時にはベルトと使い分けています。ベルトの取り替えはワンタッチでとても簡単。それでいて外れたことはありません。

  • 留め具に差し込むだけでベルトを装着。取り外しも留め具のフラットボタンを爪でバンド側に押すだけと簡単

ディスプレイのサイズは細身のベルトに合わせてか、やや小さめ。とはいえ、AMOLED カラーディスプレイで表示が鮮やかなので、文字盤が見えにくいことはありません。明るさを自動調整してくれるので、明るい場所ではトーンが落ちて、見やすい環境を整えてくれます。

画面操作はタッチ操作で、時計表示を基準に上下、左右にスワイプします。歩数や睡眠時間などのデータをバンドでも確認できるのが便利。

  • バンドだけでいろいろな情報を確認。左右のスライドはどちら周りでも同じメニューが表示される

血中酸素レベルや呼吸数を測定できる

機能としては、心拍数に加えて血中酸素ウェルネス(血中酸素レベル)が測れるセンサーを搭載しているところが魅力。

血液中の酸素レベルは体調の変化を知る上で重要で、最近では多くのスマートウォッチに搭載されています。これまで使っていたスマートバンドにこの機能はなかったので、数値に注目して使っていました。

  • 「Fitbit」アプリのトップ画面。Bluetooth 4.0以上、iOS 12.2以上、Android7.0以上のバージョンに対応

  • 血中酸素ウェルネスの表示。長期の傾向を見ることもできる

Fitbitアプリの健康指標は、この血中酸素ウェルネスのほか、皮膚温の変動、心拍変動、安静時の心拍数、呼吸数などの主要な指標を時系列で表示することができて本格的。医療目的での使用はできないものの、自分の身体の傾向を確認できるのは安心できます。

  • 健康指標では呼吸や心拍などのさまざまなデータが確認できる

振動で運動中の心拍状況を教えてくれる

Fitbitの本格的なところは、ワークアウトの表示でも感じました。

最大心拍数の85%以上の激しい運動時をピークゾーン、70~84%を有酸素運動ゾーン、50~69%を脂肪燃焼ゾーンで、今、どこのゾーンにいるのか振動で教えてくれます。1回振動すると脂肪燃焼ゾーン、2回だと有酸素運動ゾーン、3回だとピークゾーンといった具合です。

筆者の場合は主にウォーキングですが、デバイスが振動するとその速度をキープしようと努め、俄然、やる気が高まりました。

  • 「SmartTrack」で運動を自動検知。運動時間はゾーン別に表示される

Fitbitには自動でエクササイズを認識する機能「SmartTrack」があるので、ワークアウトモードに設定しなくても、自動的に認識してデータを記録してくれます。

ただワークアウトモードにすると、GPSでルートやラップタイムなども記録できるので、長距離をしっかり歩く時にはワークアウトモードにしていました。

なお、このデバイスでは20種類のエクササイズモードがあり、水深50mまでの耐水仕様で水泳にも対応しています。

  • ペースと距離をリアルタイムで表示可能。運動後に、負荷がかかった場所をマップで確認できる

ずっと椅子に座りっぱなしだと、運動リマインダーが1時間ごとに250歩以上歩くよう、振動で促してくれます。筆者は毎日10~18時に通知されるように設定。この時間や曜日は設定で変更できます。

  • 1時間ごとに250歩以上歩けたかどうかを分かりやすく表示

ストレスを感じたら、デバイスで呼吸セッションを利用できるのも良かったです。ガイドに従って大きく呼吸をするだけなのですが、気持ちが落ち着きました。スマホのアプリでは、マインドフルネスのセッションも利用できます。

英語ということもあり、筆者はあまり利用していないのですが、試しにやってみたら音楽や声のトーンなどで気持ちを落ち着けることができました。

  • 手元で手軽に行える呼吸セッション

睡眠データは結果を見るのが楽しみ

筆者が気になる睡眠データもわかりやすい表示で気に入っています。睡眠スコアが良い時には、表示が派手になるので、確認するのが楽しくなります。

  • 睡眠スコア表示。1週間と日々のスコアが手軽に確認できます

  • 浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠の時間など、詳細なデータも確認可能

バッテリーは最大5日間持つので、頻繁に充電する必要がないのも便利です。USB充電ケーブルはベルトを付けたままで装着できるのもラクでした。

  • 充電部は磁石構造になっていて、デバイスにピタッと装着できる

「Fitbit Luxe」のスペシャルエディションには「Fitbit Premium」の 6ヵ月間メンバーシップ(月640円、年6,400円)が付いているのも魅力。個別にカスタマイズされたデータを確認でき、健康に関するより高度な分析が得ることができます。「Fitbit Premium」は最近、登録したので、これからじっくり使ってみようと思っています。

  • 「Fitbit Premium」ではより多くの機能が使える