ハーマンインターナショナルは、JBLブランドのポータブルBluetoothスピーカー「FLIP 6」を11月26日に発売する。ロゴデザインを刷新し、小型化しつつIP67防塵防水に対応。さらに音質も強化した。価格はオープンプライスで、直販価格は12,100円。カラーはブラック、レッド、ブルーの3色。

  • FLIP 6(ブラック)

今秋〜今冬発売予定の新製品のひとつとして、ハーマンインターナショナルがメディア向けの内覧会で紹介していたが、今回発売日や価格、詳細仕様が正式に明らかになったかたち。

  • FLIP 6(ブラック)

  • FLIP 6(レッド)

FLIP 5」(2019年発売)の飲料ボトルサイズで持ち運びやすく、4,800mAhの大容量バッテリーで最大12時間連続再生できるという特徴を引き継ぎながら、容積を94%程度に抑えることで全体的に小型化。手が小さい人や、子どもでも無理なく取り扱えるようにした。自転車や自動車のドリンクホルダーへ納めることも可能だという。本体サイズ/重さは178×72×68mm(幅×奥行き×高さ)/550gで、500mlのペットボトルとほぼ同じサイズ感だ。

前面のブランドロゴは、昨今のJBLポータブルスピーカーで採用している「JBL ボールドデザイン」に刷新。サンドブラスト調で、エッジ部分にブランドカラーのオレンジを配したメタル素材を用いている。

  • FLIP 6(ブルー)

タフネス仕様に関しては、IP67防塵防水対応に強化(FLIP 5はIPX7防水)。風呂やキッチンなどの水周りでの使用だけでなく、ビーチやキャンプ場など砂埃などが気になるアウトドアシーンでも使えるようにした。本体背面の充電端子(USB Type-C)はキャップレスの防塵防水対応で、ボディが汚れても丸洗いできるとする。

FLIP 6では新たに、最大10W出力の16mm径ツイーターを搭載。FLIPシリーズのために開発した44×80mm径の大型楕円形のウーファー(最大20W出力)と、低音増強用のデュアルパッシブラジエーターを組み合わせた2ウェイ構成とすることで、前機種から飛躍的に音質を向上させたという。周波数特性は63Hz〜20kHz。

  • 内部構造

  • 側面のパッシブラジエーター

  • iPhone 12 miniと組み合わせたときのサイズ感はこんな感じ。コンパクトな本体からは想像しにくいが迫力あるサウンドで、女性ボーカルなどクリアな中高音も楽しめる

複数台のスピーカー同士を接続する「PartyBoost」を搭載。JBL Portableアプリでの操作のほか、スピーカー本体のPartyBoostボタンを押すだけで、同機能を搭載したスピーカー同士を複数台同時にワイヤレス接続し、ステレオモードで立体的な音像を楽しんだり、パーティーやスタジオでのダンスレッスンなど、広い会場で迫力のあるサウンドを楽しむといった使い方ができる。

ソーシャルモードにも対応し、スマートフォンやタブレットなどのデバイスを2台までBluetooth接続で同時にペアリングして交互に音楽再生できる。接続した2台のデバイスのうち、最後に再生ボタンを押したデバイスの音楽が再生される。なお、JBL ConnectやJBL Connect+対応機種とは接続できない。

  • 「FLIP 6」(左)と「CHARGE 5」(右)を並べてみると、FLIP 6のコンパクトさがよく分かる

本体にはファブリック素材のグリル、ラバーバンパーを装備。ストラップもついており、手を通して握ったり吊り下げたりできる。

充電時間は約2.5時間(5V/3A時)。充電用USBケーブルを同梱しており、別途用意したACアダプターで充電できる。

なお、FLIP 6の発売を記念して、スペシャルイベント「MTV VMAJ 2021 -THE LIVE-」の出演アーティストのサイン入り「FLIP 6」が当たるプレゼントキャンペーンも実施予定。詳細はJBL公式Twitter アカウント(@JBL_JAPAN)で告知する。

  • 背面にストラップや電源ボタン、Bluetoothボタン、キャップレス防塵防水仕様の充電端子を備える

  • 製品内容