シャープは、軽くて扱いやすいというポリカーボネート製フレームを採用したフェイスシールド「FG-F20M」とアイシールド「FG-E20M」を発売した。直販サイト「COCORO STORE」での直販価格は、フェイスシールドが3,280円、アイシールドが2,780円。サイズはいずれもMサイズ。

  • フェイスシールド「FG-F20M」の装着イメージ

  • アイシールド「FG-E20M」の装着イメージ

COCORO STOREのほか、シャープ製品を扱う一部の販売店でも販売。2020年から販売している、現行のチタンフレームモデルとあわせて展開する。なお、COCORO STOREでは12月31日まで、上記2製品を300円オフで購入できるデビューキャンペーンを実施中。

  • FG-F20M

  • FG-E20M

フィルムの性能は、チタンフレームモデルで採用しているものと同じで、液晶パネル開発で培った表面の特殊加工技術(モスアイ技術)を活用。モスアイとは、ナノ(nm)レベルの微細な突起がある「蛾(モス)の眼(アイ)」の表面構造の研究から生まれた技術で、液晶パネルへの映り込みや内部光の散乱を抑えて映像の画質を高めるために、かつて同社製テレビで採用されていた。

フィルム表面に微細な凹凸処理を施したモスアイ構造により、外光の屈折率を連続的に変化させることで表面反射率を大幅に低減し、表面反射率約0.3%/面を実現。「日光や照明などの反射で視界を妨げられることなく、手元での細かい作業もストレスなく行える」としている。

さらに、モスアイ構造と特殊なアクリル系樹脂の組み合わせで、フィルム表面に付着した水滴の表面積をすばやく広げ、呼吸による曇りや温度差などによる結露を防げるとする。

フィルム表面は傷が付きにくい特殊加工を施したほか、別売オプションとして交換用フィルムも用意。価格は、フェイスシールド用(既存のFG-F10M用と共通)が3枚入りで3,480円、アイシールド用が3枚入りで2,880円。

フレームはポリカーボネート製で、従来のチタンフレーム(βチタン)よりも軽くて扱いやすいとする。フレームが頭部と接触する部分にすべり止めグリップを装着することで、フィット感を高めた。汗をかいたときのずれ防止や髪の絡まりを抑え、顔のフレームの跡も残りにくくするなど、長時間快適に使えるとする。