Appleのオリジナル映像作品配信サービス「Apple TV+」にて、10月22日(金)より新作ドラマシリーズ『インベージョン』の配信が開始されます(日本時間:22日16時)。世界各地の出来事をパッチワークのようにつなぐこの作品の中で、日本を舞台にしたパートの主人公を忽那汐里さんが演じています。配信開始を前にした忽那さんのインタビューをお届けします。

  • 『インベージョン』はApple TV+で配信

『インベージョン』 
出演:サム・ニール/ゴルシフテ・ファラハニ/忽那汐里/シャミール・アンダーソン/ビリー・バラット 他
脚本:サイモン・キンバーグ/デヴィッド・ヴェイル
監督:ヤーコプ・フェルブルッヘン/ジェイミー・ペイン/アマンダ・マルサリス
10月22日(金)より毎週配信。全10話。

現代の筆致で描く"地球侵略"のリアリティ

『インベージョン』というタイトルが示唆するように、この作品は地球外知的生命体による地球侵略をテーマにしています。H・G・ウェルズの『宇宙戦争』から100年以上、多くの作品が同じテーマを「現代ならどうなるか」という視点で描いてきました。この点において『インベージョン』はユニークな答えを見せてくれます。

  • 上)定年退職を控えるオクラホマの保安官 ジム・ベル・タイソン(サム・ニール)。下)シリア移民の元医師で、ニューヨーク郊外に暮らす4人家族の母アニーシャ・マリク(ゴルシフテ・ファラハニ)

作品は、オクラホマ、ニューヨーク、ロンドン、アフガニスタン、そして東京を舞台に、時系列でそこに生きる人々を追いかけ映像をつないでいきます。世界の遠い場所で、まったく接点のない人々がそれぞれに生きている。視聴者がそのリアリティを感じ始める頃、少しずつおかしなことが起こり始めます。静かに混乱が始まる様子は、昨年のパンデミック初期を思い起こさせ、侵略の恐怖をよりリアルに感じさせます。

  • 上)アフガニスタンに駐留するアメリカ海軍特殊部隊員 トレヴァンテ・ウォード(シャミア・アンダーソン)。下)ロンドンの学校に通う12歳の少年 キャスパー・モロー(ビリー・バラット)

映像のクオリティはもちろんお墨付きの「Apple TV+」。ロケで撮影された各国の景色や、クリエイターの創造力と技術が生み出した現代の侵略者の姿も大きな見どころです。しかしこの作品の一番の面白さは、地球侵略という巨大なテーマの中で、ごくプライベートな物語を同時並行で描き続けていくことです。彼ら彼女らは何を選択し、この状況はどこへ着地するのか、最後まで目が離せません。

  • 日本の宇宙開発機関JASAで管制室の通信部門を担う大和美月(忽那汐里)

以下、インタビューには第1話までのネタバレを含みます。気になる方は配信をご覧になってからお読みください。