シャープは、照明や外光の映り込みを抑え、明るい部屋でも見やすいという4K有機ELテレビ「DQ2」ライン2製品を9月18日に発売する。価格はオープンプライス。店頭価格は、65V型「4T-C65DQ2」が40万7,000円前後、55V型「4T-C55DQ2」が25万3,000円前後を見込む。
■DQ2ライン
- 65V型「4T-C65DQ2」:40万7,000円前後
- 55V型「4T-C55DQ2」:25万3,000円前後
有機ELテレビ「AQUOS OLED」の新製品。映り込みを抑えながら、深い黒と鮮やかな色彩を表現するという「低映り込み有機ELパネル」(4K/3,840×2,160ドット)を搭載し、画面の明るさや暗さに応じてパネルの輝度性能を引き出す独自技術「Sparkling Drive」を採用している。倍速駆動にも対応し、スポーツ観戦向けの「4Kスポーツビュー」映像モードが利用できる。
画像処理エンジンは「Medalist S2」。8Kテレビの開発で培ったアップコンバート技術を投入した「4K超解像アップコンバート」や、4K放送で使われる広色域の映像を色彩豊かに表現する「リッチカラーテクノロジープロ」、映像信号に含まれるシーンごとの輝度分布を解析して映像フォーマットにあわせて明暗を描き分ける「スマートアクティブコントラスト」といった技術も備えている。対応するHDR方式は、HDR10、HLG、Dolby Vision。
サウンド面では、スピーカーネットのないリフレクター構造で音声を前方に導く独自設計「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を投入。ネオジウムマグネット採用のツイーターを前向きに配置してクリアで伸びやかな高域を再生し、聞き取りやすさも高めた。音楽ライブ配信や音楽番組など、音に包み込まれるような臨場感で楽しめる「音楽ライブ」モードも利用できる。総合出力は50W。
BS4K/110度CS 4Kダブルチューナーと、地上/BS/110度CSデジタルのトリプルチューナーを備え、外付けUSBハードディスクをつなぐと、4K放送を見ながら別の4K放送と地デジ放送などの2番組同時録画が可能だ。ただし、4K放送の2番組同時録画には非対応。
Android TVをシステムに採用しており、NetflixやAmazon Prime Video、U-NEXT、Hulu、ABEMA、Paravi、YouTubeといった映像配信サービスが利用可能。付属のリモコンには、これらのサービスを直接起動できるダイレクトボタンが備わっている。
本体にChromecast機能(Chromecast built-in)を内蔵し、対応するデバイスからキャスト再生が行える。AQUOS向けの“エンタメ・生活情報サポートアプリ”「COCORO VISION」も利用できる。
このほか、別売のGoogle HomeやAmazon Echoといったスマートスピーカーと組み合わせて、ハンズフリーでの音声操作に対応する。
HDMI入力は4系統で、うち2系統(HDMI 3/4)は4K/120Hzの映像入力に対応。また、HDMI 4のみARC(オーディオリターンチャンネル)に対応する。3.5mmミニのAV入力も搭載。音声出力は光デジタルとヘッドホン/アナログ端子(兼用)を各1系統装備する。無線LAN機能とEthernet端子も搭載。USB端子は3系統。
本体下部には、視聴位置に合わせて画面の水平方向の向きを左右計約30度調節できる回転式スタンドを備える。