ハーマンインターナショナルは、JBLブランドの創立75周年を記念したプリメインアンプ「SA750」を2021年秋に発売する。全世界限定生産による数量限定モデルで、価格は38万5,000円。

  • SA750

2021年に創立75周年を迎えたJBLブランドのアニバーサリーモデル。CES 2021に合わせて海外発表され、国内での発売も予告していた。今回、発売時期や価格が明らかになったかたちだ。

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1960年代に登場したヴィンテージ機「SA600」にインスパイアされたレトロな外観を採用し、創立75周年を記念した台数限定のスピーカー「L100 Classic 75」にデザインを合わせたチーク天然木仕上げのウッドパネルを両サイドに採用している。

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    チーク天然木仕上げのウッドパネルを両サイドに採用。L100 Classic 75にデザインを合わせた

異なるツートーンのヘアライン仕上げを採用したアルミ削り出しフェイスパネルには、ボリューム、バランス、入力切り替えの3つの大型ノブと、電源、ミュート、PHONO切り替えなどの5つのスイッチレバー、2連の琥珀色のディスプレイを装備。3.5mmのアナログ入力と、ヘッドホン出力も装備する。

電源オン時に赤からオレンジに色が変わる、JBL創成期のエクスクラメーション・マーク型パワーインジケーターや、立ち上がりまでディスプレイを左右に流れる“!”マークなど、「JBLファンの心をくすぐる遊び心」が備わっているという。

クラシックな外観ながら現代的な機能も装備しており、ESS製のDACチップ「ES9038Q2M」によって192kHz/32bitまでのPCM音源や、MQAの再生に対応。UPnPやUSB経由でハイレゾ音源などの再生を楽しめる。また、統合音楽再生ソフトの「Roon」に対応するRoon Ready仕様となっている。LAN端子や無線LAN機能を備え、Chromecast built-inやAirPlay 2による音楽ストリーミング再生に対応。そのほか、スピーカーの出力をリスニングスペースに合わせて最適化できるDirac Liveルーム補正機能も装備する。

クラスGアンプを搭載し、出力はチャンネルあたり120W(8Ω)、220W(4Ω)。低出力領域では低電圧電源によるクラスAアンプとして動作する。背面には光デジタルと同軸デジタル入力、MM/MCフォノ入力を含む5つのアナログ入力を装備する。

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    背面

消費電力は最大800W(待機時0.5W)。突起部を含む本体サイズは449×327×127mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは12.5kg。専用リモコンのほか、ネットワーク接続されたPC経由で帯域レベル補正を行うためのキャリブレーションマイクなどが付属する。

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    付属のリモコン

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