豪雨や地震などの自然災害発生時、警報音とともに情報をスマートフォンへダイレクトに知らせてくれる「緊急速報(メール)」。夜中に届いたときにはその大音量にビックリしますが、なにぶん生命の危険に関わる情報ですから、ありがたい行政サービスです。
それにしても、夜中にボリュームMAXの警告音は、なかなか厳しいものがあります。それも家族全員のスマートフォンが一斉に、家のあちこちで鳴るわけですから、枕元に置いている自分のiPhoneくらいは鳴らなくていいのでは、と考えてしまいますよね。
これまでiPhoneの緊急速報機能は、受信するかしないかの選択ができるにすぎず、受信を選択すると否応なく最大音量が適用されていました。しかし、iOS 14.5以降はつねに警報音を鳴らすことがオプション(初期値では有効)扱いとなり、スイッチをオフにしておくとiPhoneがマナーモードのときに限り警告音を鳴らさないしくみが導入されています。
緊急速報は受信するけれど夜中の警告音は勘弁してほしいという場合には、「設定」→「通知」の順に画面を開き、画面の一番下にある「緊急速報」をタップします。すると、「緊急速報」と「常に警報音を鳴らす」という2つのスイッチが現れるので、「常に警報音を鳴らす」のみオフに変更します。
あとは、iPhoneの左側面にあるマナースイッチをオン(押し下げてオレンジの下地が見える状態)にすれば準備OK、緊急速報が届いても警報音が鳴ることはありません。ただし、マナースイッチがオフのときには警報音がボリュームMAXで鳴ることは覚えておいたほうがいいでしょう。