Beats by Dr. Dre(以下、Beats)は6月14日(米国時間)、アクティブノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスイヤホン「Beats Studio Buds」を発表した。インイヤー型のデザインに独自のアコースティックプラットフォームを搭載。iOSとAndroidのワンタッチペアリングに対応する。価格は149.99ドルで、米国とカナダで同日に予約販売を開始、出荷開始は6月24日。日本では17,800円(税込)で「今夏発売予定」となっている。カラーは、Beatsレッド、ブラック、ホワイトの3色。

  • Beats Studio Buds

    サイズが異なる3種類のイヤーチップ、充電ケーブル(USB-C - UCB-C)が付属

スポーツ向けの「Powerbeats Pro」がフックのあるデザインであるのに対して、Beats Studio Budsはコンパクトな"Buds"型。目立ちすぎず、ファッションになじみ、いつでも持ち歩けて、すぐに利用できる。

本体サイズは高さが1.5cm、重さは5g。IPX4等級の耐汗耐水性能を備える。左右のイヤーバッドにそれぞれ1つ機能ボタンを備え、例えば"b"ボタンを長押ししてアクティブノイズキャンセリングと外音取り込みモード(またはノイズキャンセリング・オフ)を切り替えられる。

8.2mmのデュアルエレメントダイヤフラム・ドライバと、2つのチャンバーのアコースティック設計によって、Beatsならではのパワフルさ、優れたステレオセパレーションと周波数カーブ全体でハーモニクスディストーションを抑えたバランスのよいサウンドを実現しているとのこと。

BeatsはApple傘下だが、The VergeによるとAppleのAirPodsシリーズが備えるH1チップやW1チップをBeats Studio Budsは搭載していない。AppleデバイスとのワンタッチペアリングやSiriによるハンズフリーの音声コマンド操作、空間オーディオなどをサポートするが、同じAppleアカウントで使用しているAppleデバイス間の自動接続切り替えやオーディオ共有といった機能はサポートしていないという。代わりに、Androidデバイスにおいてファストペアやバッテリー残量表示など、Androidの機能を利用できる。また充電ケースのポートがUSB-Cであるなど、幅広いユーザーを対象とした仕様になっている。

対応レンジが広く安定して通信できるClass 1 Bluetoothテクノロジー、風ノイズ低減をサポートするデュアルビームフォーミングマイクを搭載。イヤホン本体の連続再生時間は最大8時間(ノイズキャンセリング使用の場合、最大5時間)。充電ケースで2回分の充電が可能で、合計で最大24時間再生できる。Fast Fuel機能によって、バッテリー残量が少なくなっても5分の充電で最大1時間の使用が可能。