楽天モバイルは4月30日8時、iPhone 12をはじめとしたiPhoneシリーズの販売を開始しました。具体的な取り扱いモデルはiPhone 12 Pro / Pro Max / 12 / 12 mini、iPhone SEの5つです。販売開始にあたりオンライン中心の発売記念イベントが開催され、楽天モバイル代表取締役会長兼CEO三木谷浩史氏が登壇しました。

  • 「楽天モバイルでどうしてもiPhoneを使いたいという要望が多かった」と語る、楽天モバイル代表取締役会長兼CEOの三木谷浩史氏。イベント会場は4月30日10時にオープンする楽天モバイル 六本木店

イベント冒頭で三木谷氏は「本来であれば大規模に正式発売イベントをしたかったが、(新型コロナの影響で)オンライン中心に行うことになった」と説明。また、2020年4月8日に正式サービスを開始した楽天モバイルのあゆみを振り返り、「とにかく高い携帯電話サービスを、より安く便利に使えるようにしようとこの1年やってきた。加入者数は400万人を超え、今回、iPhoneを正式に発売できるようになって本当に嬉しく思っている」と話しました。

イベントには、モデルや女優などとして活動するトリンドル玲奈さん、タレントのハリー杉山さんがゲストとして登場。iPhoneの発売にあわせ、会場では三木谷社長を交えた3人でテープカットセレモニーが行われました。テープカットは楽天モバイルでの販売開始10秒前からカウントダウン。「ゼロ」の発売開始にあわせてテープがカットされました。

  • テープカットに臨む3人。左から順にトリンドル玲奈さん、三木谷氏、ハリー杉山さん

  • テープカット。楽天モバイルでiPhoneの取り扱いも開始しました

トリンドル玲奈さんとハリー杉山さんは2人ともiPhoneのヘビーユーザーだといいます。トリンドル玲奈さんはiPhoneを「世界で一番時間をともにしている」といい、朝起きたとき時間をチェックしたり、ニュースを見たりしているほか、写真もすべてiPhoneで撮影しているとのこと。「iPhoneがなかったら(生活が)無理!」と語ったトリンドル玲奈さんは、新iPhoneのカラーの可愛さにも触れ、「グリーンかパープルかで悩んでしまう」と話しました。

一方、ハリー杉山さんは、2010年に発売した「iPhone 4」から使っているという古参ユーザー(日本で初めて発売されたiPhoneは2008年発売の「iPhone 3G」)。iPhone 3Gでは非搭載だったインカメラを活用したFaceTime機能で、イギリスの同級生や先生達とやり取りを楽しんだといいます。新しいiPhoneについては5G通信に興味があるといい、「ガチなランナーなのでそのデータや、ラグ(遅延)のないサッカー、NBA観戦などが楽しみ」と語りました。

NTTドコモやKDDI(au)、ソフトバンクの3社が公式にiPhoneを取り扱うなか、ついにiPhone発売を果たした楽天モバイル。iPhoneの取り扱いについて三木谷氏は、「正式発売ができたことは、楽天モバイルのネットワーク品質が認められたことだと、従業員一同誇りに思っている。日本の携帯電話の民主化という意味でも応援してもらえたら」と述べ、イベントを締めくくりました。

  • ハリー杉山さんの2021年3月の携帯電話料金はなんと35,000円。イベントでは楽天モバイルの段階制プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」がアピールされ、二人とも「乗り換えます」と笑顔をみせました