米Appleは4月26日(米国時間)、macOS Big Surのアップデート「macOS Big Sur 11.3」の提供を開始した。「AirTag」対応を追加。M1搭載MacのiOS・iPadOSアプリ/ゲームのサポート改善。SafariやPodcastといったいくつかのアプリのアップデートを含む。

AirTagは、4月30日に販売開始になる紛失防止タグだ。鍵や財布、カバンなどに付けておき、「探す」アプリを使ってプライバシーと安全性を確保しながらAirTagを付けたものの場所を探すことができる。

M1搭載Macがハイバネーションに対応。iOSおよびiPadOS向けのアプリのウインドウサイズを変更できるオプションが追加され、最大解像度バージョンのフルスクリーン表示にも対応する。iOSおよびiPadOS向けゲームの操作で、ゲームコントローラの操作をキーボード/マウスおよびトラックパッドでサポート。デバイスの傾きを利用するiOSおよびiPadOS向けゲームもキーボードで遊べるようになった。

ゲーム関連では、Macで利用できるゲームコントローラに、Xbox Series X|S コントローラ、Sony PS5 DualSenseワイヤレスコントローラが加わった。

「Safari」がオーディオフォーマットVorbisと動画フォーマットWebMに対応。スマートページのセクションの順序をカスタマイズできるようになった。開発者向けに、WebExtensions APIとWeb Speech APIのサポートが追加された。

利用者がより簡単に視聴を開始できるように「Podcast」の番組ページを再設計。エピソードの保存やダウンロードの操作が改善された。「リマインダー」の"今日"のスマートリストを並べかえられるようになり、またリストを印刷するオプションが用意された。

キスしているカップルの絵文字、カップルとハートの絵文字の全てのバリエーションが異なるスキントーンに対応。新しい顔の絵文字、ハートの絵文字、髭を生やした女性など数多くの絵文字が追加されている。

Apple IDでサインインしている場合、「このMacについて」のサービス・タブでAppleによる保証状況とAppleCare+保証の状況を確認できるようになった。AppleCare+に加入できるMacでは、「このMacについて」からAppleCare+の購入および登録を行える。