JVCケンウッドは軽量・コンパクトなポータブル電源の新モデル「BN-RB37」をJVCブランドから発売する。市場推定価格は45,000円前後。発売時期は4月中旬。同サイズの同社従来製品と比較して約1.2倍の大容量を実現した。
防災意識の向上に加え、アウトドアレジャーや屋外テレワークなどさまざまなシーンで電化製品を利用したいというニーズが高まる中、同社では2019年よりポータブル電源の市場展開を行なってきた。今回発売される「BN-RB37」は同社が「コンパクトタイプ」と位置付けるラインアップの新製品。2019年10月発売の同サイズ製品「BN-RB3」と比較して約1.2倍の375Wh/104,400mAhの容量で、電化製品のさらなる長時間使用を可能にする。また、本体の各種表記を日本語にし、各入出力端子を線で区分けするなど、わかりやすさに配慮。折りたたみ可能な滑り止め付きハンドルの採用で、折りたたみ時にコンパクトに収納できるようにした。アクセントとなるサンドベージュをハンドル部ラバー/本体下部ラバー/サイドパネルに配した、さまざまなシーンにマッチするデザインとなっている。
バッテリは複数の専門機関により安全性を確認したリチウムイオンバッテリを採用。同社独自の安全基準に基づき、さまざまな検証をクリアした「JVC Powered by Jackery」モデルとなっており、全国サービス網によるアフターサービスにも対応する。375Wh(104,400mAh)の容量は、12WのLEDライトであれば約26時間の使用が可能(「BN-RB3」では約22時間)。スマートフォンの充電であれば約21回(「BN-RB3」では約17回)が可能としている。定格出力は200W、瞬間最大出力は400W。
AC出力は100V/2A×1基。このほか、USB Type-A出力ポート×2基(5V/2.4A)、DCシガーソケット1基(12V/10A)を備える。充電時間はACアダプター使用時/シガーアダプター使用時ともに12.5時間。本体サイズはW231×D134×H168mm、重量3.6kg。