ウエスタンデジタルは、サンディスクブランドのポータブルSSDの新モデルを2020年末に発売した。ラインナップは、エントリークラスの「ポータブルSSD」、高性能モデルの「エクストリーム ポータブルSSD V2」、最上位モデルの「エクストリーム プロ ポータブルSSD V2」の3モデルだ。今回、これら3モデルを試用する機会を得たので、ハード面や性能をチェックしていこう。

  • 左から、エクストリーム プロ ポータブルSSD V2、エクストリーム ポータブルSSD V2、ポータブルSSD

    左から、エクストリーム プロ ポータブルSSD V2、エクストリーム ポータブルSSD V2、ポータブルSSD。いずれも十分にコンパクト

USB 3.2 Gen2x2対応で最大2,000MB/sの高速アクセスを実現した「エクストリーム プロ ポータブルSSD V2」

サンディスクブランドのポータブルSSDで最上位モデルとなるのが、「エクストリーム プロ ポータブルSSD V2」だ。容量は1TBと2TBの2モデルを用意。2021年3月中旬時点の大手量販店における実勢価格(税込、ポイント還元込み)は、1TBが26,000円前後、2TBが50,000円前後だ。

  • サンディスクブランドのポータブルSSD最上位モデル「エクストリーム プロ ポータブルSSD V2」

本体デザインは従来モデルとほぼ同じ。鍛造アルミニウムボディにシリコンゴムをコーティングし、右上にベルトなどを通せるカラビナループを備える点など、従来モデルとほとんど変わっていない。

高さ2mからの落下に耐える優れた耐久性、IP55準拠の防塵・防水に対応するといった特徴もそのまま受け継ぐ。合わせて、アルミニウムボディがヒートシンクの役割も果たすため、安定した高速アクセスの維持に貢献している。

  • 本体デザインは従来モデルを踏襲し、右上にカラビナループを備える点が特徴的。ボディ素材はアルミニウム、表面はシリコンゴムでコーティング

サイズは幅57.34×長さ110.26×厚さ10.22mmと、こちらも従来モデルと同じで、手のひらにすっぽり収まるコンパクトさだ。重さは実測で83.3g(2TBモデル)だった。実際に手にしても十分に軽く、持ち運びに苦労することはない。

  • 裏面側。サイズは幅57.34×長さ110.26×厚さ10.22mmと十分にコンパクト。高さ2mからの耐衝撃性能とIP55準拠の防塵・防水仕様を備える

  • 重さは実測で83.3g。十分な軽さで携帯性も申し分ない

接続インタフェースは、データ転送速度が最大20GbpsのUSB 3.2 Gen2x2に対応。アクセス速度はリード・ライトとも最大2,000MB/s(規格値)と、従来モデルの約2倍に向上した。PC内蔵のPCIe SSDに肉薄する高速アクセスが可能となっており、大容量ファイルの転送も短時間で行える。コネクタはUSB Type-Cで、本体下部側面に配置。内部SSDモジュールは、PCIe 3.0x4、NVMe 1.3準拠の「SN730E」を採用する。

付属品は、USB Type-Cケーブル、USB Type-C - Type-Aケーブルを1本ずつ同梱。また、データ復旧ソフト「レスキュープロ デラックス for SSD」の1年間利用特典も付属。保証期間は5年。

  • 下部側面にUSB Type-Cを配置。USB 3.2 Gen2x2に対応し、転送速度は最大2,000MB/sに達する

  • パッケージには、USB Type-CケーブルとUSB Type-C - Type-Aケーブルを1本ずつ同梱

  • 内部SSDモジュールは、PCIe 3.0x4、NVMe 1.3準拠の「SN730E」を採用

従来モデルから約2倍高速化された「エクストリーム ポータブルSSD V2」

高性能モデルの「エクストリーム ポータブルSSD V2」も、従来モデルをベースとして機能を強化。容量は500GB、1TB、2TBの3モデルを用意。2021年3月中旬時点の大手量販店における実勢価格(税込、ポイント還元込み)は、500GBが12,600円前後、1TBが22,500円前後、2TBが39,000円前後。

  • 高性能モデルの「エクストリーム ポータブルSSD V2」。容量は500GB、1TB、2TBの3モデルを用意

  • デザインは従来モデルを踏襲

こちらも本体デザインは従来モデルとほぼ同じで、最上位のエクストリーム プロ ポータブルSSD V2と同じコンセプトのデザインを採用。ボディ素材は樹脂だが、シリコンゴムでコーティングされ、高さ2mからの落下に耐える耐衝撃性や、IP55準拠の防塵・防水に対応するといった優れた堅牢性は同等だ。

サイズは幅52.42×長さ100.54×厚さ8.95mmと、エクストリーム プロ ポータブルSSD V2より一回り小さい。重さは実測で63.3g(2TBモデル)と軽い。エクストリーム プロ ポータブルSSD V2と比べて、持ち運びの軽快さは若干だがこちらのほうが上だろう。

  • 裏面。サイズは幅52.42×長さ100.54×厚さ8.95mm。最上位のエクストリーム プロ ポータブルSSD V2より一回り小さい

  • 重さは実測で63.3gだった。エクストリーム プロ ポータブルSSD V2より軽い

接続インタフェースは、データ転送速度が最大10GbpsのUSB 3.2 Gen2に対応。コネクタはUSB Type-Cで、本体下部側面の右寄りに配置。アクセス速度はリード最大1,050MB/s、ライト最大1,000MB/s。これは従来モデルと比べて約2倍の速度で、エクストリーム プロ ポータブルSSDの従来モデルとほぼ同じ仕様に進化したと考えていいだろう。内部SSDモジュールは、PCIe 3.0x4、NVMe 1.4準拠の「SN550E」を採用する。

付属品はUSB Type-Cケーブルと、Type-C - Type-A変換アダプタ、データ復旧ソフト「レスキュープロ デラックス for SSD」の1年間利用特典を同梱。保証期間は5年。

  • 下部側面にUSB Type-Cポートを配置。インタフェースはUSB 3.2 Gen2準拠で、アクセス速度はリード最大1,050MB/s、ライト最大1,000MB/s

  • パッケージには、USB Type-Cケーブルと、Type-C - Type-A変換アダプタを同梱

  • 内部SSDモジュールは、PCIe 3.0x4、NVMe 1.4準拠の「SN550E」

「ポータブルSSD」はコスパに優れるエントリーモデル

「ポータブルSSD」は、性能を抑えて低価格を実現したコストパフォーマンスに優れるエントリーモデルだ。容量は480GB、1TB、2TBの3モデルを用意。2021年3月中旬時点の大手量販店における実勢価格(税込、ポイント還元込み)は、480GBが8,300円前後、1TBが12,500円前後、2TBが23,300円前後となっている。

  • エントリーモデルの「ポータブルSSD」。容量は480GB、1TB、2TBの3モデルを用意

本体デザインは上位モデルを踏襲しつつも、カラビナループの代わりにシリコンゴム製のフックを右上角に配置。ボディのラバーコーティングと、防塵・防水仕様も省かれている。それでも高さ2mからの落下に耐える耐衝撃性能は備えているため、少々ラフに扱っても安心だろう。

本体サイズは幅46.9×長さ96.9×厚さ9.91mmで、エクストリーム ポータブルSSD V2よりもさらにコンパクト。重さは実測で34.2g(480GBモデル)と、かなり軽い。実際に手にすると、中に何も入ってないかと感じるほどの軽さで、存在を気にせず持ち歩けそうだ。

  • デザインは上位モデルを踏襲しているが、表面はラバーコーティングされておらず、カラビナループも用意されない

  • カラビナループの代わりにシリコンゴム製のフック

  • 裏面。サイズは幅46.9×長さ96.9×厚さ9.91mmとかなりコンパクト。カバンに入れてもジャマにならない

  • 重量は実測で34.2gと、上位の2モデルと比べて圧倒的に軽い

接続インタフェースは、データ転送速度が最大5GbpsのUSB 3.2 Gen1(USB 3.0同等)に対応。コネクタはUSB Type-Cで、本体右側面下部に配置。アクセス速度はリード最大520MB/s(ライトは非公開)だ。内部SSDモジュールにはSATA 6Gbps準拠のSSDを採用する。付属品は、USB Type-C - Type-Aケーブルと、データ復旧ソフト「レスキュープロ デラックス for SSD」の1年間利用特典を同梱。保証期間は3年。

  • 右側面。USB Type-Cポートはこちらに配置。インタフェースはUSB 3.2 Gen1(USB 3.0)準拠

  • パッケージには、USB Type-C - Type-Aケーブルを同梱

  • 内部SSDモジュールにはSATA 6Gbps準拠のSSDを採用