Googleのブラウザ「Chrome」で英語のライブキャプション(自動字幕起こし)機能を利用できるようになった。

Chromeを最新版にアップデートし、設定の「詳細設定」を開いて「ユーザー補助機能」で「自動字幕起こし」をオンにすると、ライブキャプション用のコンポーネントがダウンロードされる。

オンラインビデオ、ポッドキャスト、ネットラジオなど、Chromeで音声を再生するとライブキャプションのウィンドウがフロートし、音声の英語の文字起こしが表示される。音声チャットや、Chromeで再生するローカルのファイルでも利用できる。ローカルのコンテンツの場合、オフラインでも機能する。再生音声の音を消しても自動字幕起こしは継続するので、例えばヘッドホンを持っていなくて音を出せない時でも、自動字幕起こしを使って内容を確認できる。字幕はコンテンツの再生に合わせてデバイス内で生成され、自動字幕起こしのデータがデバイスの外に持ち出されることはない。

ライブキャプション機能は2019年にGoogle I/Oで公表され、これまで利用できるデバイスが対応するPixel携帯と一部のSamsungのスマートフォンに限られていた。Chrome(Windows/Mac/Linux)の追加で、ライブキャプションにアクセスできる人が一気に増加する。さらにChrome OSへの提供拡大も計画している。