シーメンス、IBM、Red Hatはこのほど、ハイブリッドクラウドを用いる新たなコラボレーションを発表した。共同のイニシアチブを通して、シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアは、Red Hat OpenShift上に構築されたIBMのオープン・ハイブリッドクラウドのアプローチを応用し、シーメンスの産業用IoTソリューション「MindSphere」のデプロイメントの柔軟性を拡張する。

これにより、オンプレミスでMindSphereを実行して、工場やプラントのオペレーションにおけるスピードと俊敏性を最大限に高めるとともに、クラウドを介してシームレスな製品サポートやアップデートに接続できるようになるという。

MindSphereは、製品、プラント、システム、マシンからのセンサー・データを収集および分析するために用いられる。

KubernetesプラットフォームであるRed Hat OpenShiftを導入することで、ユーザーはMindSphereをプライベートクラウドでローカルに実行することも、将来のバージョンでハイブリッドのマルチクラウド・モデルを介して実行することもできる。