この記事では、iPhoneにPDFファイルを保存する方法について解説します。Safariで開いたPDFは、「ファイル」アプリもしくは「ブック」アプリに保存する方法が代表的です。他のアプリやクラウドサービスに転送する方法、Webページ全体をPDF化する方法も紹介します。

PDFを「ファイル」アプリに保存する

ここでは、Safariで開いたPDFを「ファイル」アプリに保存する手順と、その閲覧方法を解説します。メールに添付されたPDFを「メール」アプリで「ファイル」に保存する場合も、「共有」ボタンが画面右上にあること以外はSafariの手順と同様です。

  • iPhoneのSafariでPDFを表示した画面
  • Safariで「共有」ボタンをタップした直後の画面
  • ①SafariでPDFを表示したら、画面最下部にある「共有」ボタンをタップします。②画面の下から共有ウインドウがポップアップするので、上にスワイプして下に隠れているエリアを表示します

  • Safariの共有メニューを引き出した画面
  • PDFの保存先を選ぶ画面
  • ③「"ファイル"に保存」をタップします。PDFを保存したい場所を選び、④画面右上端の「保存」をタップします

「ファイル」に保存したPDFを開くには

  • iPhoneのホーム画面、「ファイル」アイコンを図示
  • iPhoneの「ファイル」アプリ、ブラウズ画面
  • ⑤ホーム画面から「ファイル」をタップします。⑥PDFを保存した場所である「このiPhone内」や「iCloud Drive」などをタップします

  • 「このiPhone内」に保存されたPDFの一覧
  • iPhone内に保存したPDFを開いた画面
  • ⑦保存済みのPDFファイルがリスト表示されるので、閲覧したいものをタップすると、PDFが開きます

PDFを「ブック」アプリに保存する

PDFを「ブック」アプリに保存すると、開きたいPDFがより見つけやすくなるほか、電子書籍のようにページをめくるように読み進められたり、ページに「しおり」を設定できたり、あるいはマークアップを挿入したりできて便利です。

ここでは、Safariで開いたPDFを「ブック」アプリに保存する手順と、その閲覧方法を解説します。なお、「メール」アプリでPDFを「ブック」に保存する場合も、「共有」ボタンの配置以外はSafariの手順と同様です。

  • iPhoneのSafariでWeb上のPDFを表示した画面
  • Safariで「共有」ボタンをタップした画面
  • ①SafariでPDFを表示したら、画面最下部にある「共有」ボタンをタップします。②共有ウインドウがポップアップするので、アプリのアイコンが並んでいる段を左にスワイプし、右端の「その他」をタップします

  • Safariの「共有」ボタンから「その他」を選んで表示された画面
  • 「ブック」アプリのライブラリにPDFが保存された画面
  • ③「候補」にある「ブック」をタップします。④PDFが「ブック」のライブラリに追加され、「ブック」アプリでそのPDFが開きます

「ブック」に保存したPDFを開くには

  • iPhoneのホーム画面、「ブック」アイコンを図示
  • 「ブックアプリ」のライブラリ画面
  • ⑤ホーム画面にある「ブック」のアイコンをタップします。「ブック」が開いたら、⑥画面下にある「ライブラリ」アイコンをタップしてライブラリに切り替え、サムネールの中から目的のPDFをタップします

  • 「ブック」アプリでPDFのページをスワイプしている画面

    PDFが表示されます。ちなみに「ブック」では、スワイプ操作でページを送ることができます

PDFをクラウドストレージやSNSに転送する

Safariで開いているPDFをクラウドストレージに保存したり、SNSやメッセージングアプリで転送することも可能です。「ファイル」や「ブック」で保存するときのように、Safariの「共有」ボタンから利用したいアプリのアイコンを選んで、指示に従っていけばOKです。

  • Safariの「共有」ボタンをタップした画面
  • Safariの「共有」ボタンをタップした別の画面
  • Safariの「共有」ボタンをタップした後、PDFを保存・転送したいアプリのアイコンをタップします。あとは保存先や送信先を選ぶなど、それぞれのアプリの指示に従いましょう

「ファイル」経由でもクラウドストレージへ保存可能

PDFをクラウドストレージにアップロードする機会が頻繁にあるなら、「ファイル」アプリとあらかじめ連携させておくと、よりスムーズに転送できます。「ファイル」とクラウドストレージを連携させるには、以下の手順で行います。

  • 「ファイル」アプリの「ブラウズ」画面

    「ファイル」を起動したら、画面下の「ブラウズ」をタップし、右上隅の「…」アイコンから「編集」をタップします

  • 「ファイル」アプリの「ブラウズ」から「編集」に進んだ画面

    使用可能なクラウドストレージの一覧が表示されるので、使いたいサービスをオンにします

  • 「ファイル」アプリの保存先一覧

    この記事の最初に紹介した、PDFを「ファイル」に保存する手順を行うと、保存先にクラウドストレージの選択肢が追加されます