長くiPhoneを利用していると、いつの間にか機能/仕様が変更されているアプリは少なくありません。Safariはその代表格で、タブをサポートした当初は最大枚数に上限があったもののiOS 14の現在はありませんし、iOS 13.4以降ローカルストレージにデータを保存する期間は7日間に短縮されています。
華々しい新機能に注目が集まり、地味な機能は見過ごされがちなことはやむを得ないとして、ファイルダウンロードの仕様が変更されたことはもっと知られるべきでしょう。Safariは当初ファイルにダウンロードに対応していませんでしたが、後にiCloud Driveへのダウンロード機能が追加され、iOS 13のときにはダウンロード先として「このiPhone内」を選択できるようになりました。
つまり、Safariでダウンロードしたファイルは『設定』→「Safari」→「ダウンロード」画面で設定した場所に保存されるということになります。そのファイルが必要なときには、ファイル管理用アプリ『ファイル』を使い、「ダウンロード」画面で指定したフォルダをアプリで開いたりメールで送信したりするというわけです。
「このiPhone内」を選択したときの初期設定では、ダウンロードしたファイルは「ダウンロード」フォルダに保存されます。『ファイル』アプリでブラウズタブを表示し、「このiPhone内」→「ダウンロード」の順に画面を開いていけばたどり着けます。
なお、ダウンロードしたアプリを開くだけであれば、SafariのURLバー右横にある[↓]ボタンをタップし、ダウンロードリストを表示しましょう。初期設定では1日経つと消えてしまうものの、ダウンロードした書類に対応するアプリで開くことができます。