パナソニック システムソリューションズ ジャパンは1月18日、2021年1月13日、総務省関東総合通信局より、Sub6帯域(4.6 GHz~4.9 GHz)を活用したローカル5G SA(スタンドアローン)システムの実験試験局免許を取得し、自社拠点でローカル5Gの実証実験を開始すると発表した。

実験試験局免許を取得したローカル5GのSAシステムは、パナソニック佐江戸事業場内に開設したローカル5Gラボ(仮称)内に環境を構築した。

実証実験では、ローカル5Gのカバーエリアの評価および高速大容量性能の検証を行い、ワイヤレスで4K、8Kといった高精細映像伝送を生かした遠隔での監視や点検などのアプリケーションの実証を行う。

また4K、8Kカメラで点検画像のリアルタイム伝送と合わせて、ロボットなどの新しいデバイスを活用した遠隔制御における通信遅延や接続制御の検証を行い、現場作業の大幅な効率化等のアプリケーション実証・デモンストレーションを行う。

  • ローカル5Gの実証実験の概要

パナソニック佐江戸事業場南地区に設置するローカル5Gシステムでは、1つのコアで基地局を3カ所設置した。複数基地局による電波干渉検証を行うことで、工場などの現場での実運用に沿った形で実験を行いながら、電波伝搬の知見を深めていくという。