筑波大学、茨城県、NTTe-Sports、東日本電信電話(NTT東) 茨城支店は、スポーツ科学とICTの融合によるeスポーツの健全な発展と普及に資する研究開発や実証実験を行うことを目的に、産学官の連携協定を締結した。

筑波大学が持つスポーツ科学の知見を基に、「eスポーツのプレイや観戦がフィジカルスポーツのように人間の心身に有益な効果をもたらすか」「eスポーツのプレイヤーのパフォーマンスを高めるスポーツ栄養・休養戦略」といった研究を行っていく。

また、プロジェクトを推進するために筑波大学スポーツイノベーション開発研究センター(SIRC)において、eスポーツの価値をスポーツ科学で探求する“eスポーツ科学”プロジェクトチームを設置した。

研究開発や実証実験の開始にあたり、取組に賛同する企業、団体(機器メーカー、食品メーカー、パブリッシャー、プロチームなど)を募集する。

<主な研究テーマ>
(1)eスポーツはフィジカルスポーツが心身にもたらす有益な効果をどこまで再現できるか?
(2)eスポーツとフィジカルスポーツは互いに好影響を及ぼすか?
(3)eスポーツのハイパフォーマンスを引き出す栄養・休養戦略は何か?
(4)eスポーツのプレーや観戦は一体感やチームワーク醸成、コミュニティ促進に有効か?
(5)eスポーツの普及を促進するイメージ、ブランド戦略とは?

<ビジョン(プロジェクトで目指す未来)>
(1)eスポーツを活用したインクルーシブで活力ある健康長寿社会を実現
(2)eスポ―ツプレイヤーのパフォーマンス向上と健康・競技寿命増進を両立
(3)eスポーツによる茨城県の振興と日本全国への発信・普及
(4)上記の研究開発の成果を通じ、eスポーツとフィジカルスポーツのWin-Win関係の構築