大日本印刷（DNP）は12月16日、かざした手の動きをモーションセンサーで認識し、手を触れることなくカーソルを操作できる“タッチレス”ディスプレイの提供開始を発表した。
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センサーが人の手を認識しない状態（左）→手を認識すると液晶調光フィルムがスクリーンを遮光してクリアな映像を演出（右）
同社によると、新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、「タッチレス」（非接触）で操作する製品のニーズが高まっているという。
今回発表した製品は、人の動きを感知する「モーションセンサー」とクリアな映像を演出する液晶調光フィルム、AR効果を演出する透明スクリーンを組み合わせることにより、拡張現実された空間をタッチレスで操作できるディスプレイシステム。
装置に搭載されたモーションセンサーが人が近づいたことを検知し、透明スクリーンと一体化されている液晶調光フィルムを遮光の状態にすることによって、透明スクリーンに表示されている映像をクリアな映像に演出することが可能だという。
手のひらを近づけるとカーソルが現れ、画面に触れることなく操作。人差し指を曲げる動作により、画面のボタンをカーソルがクリックして決定することができるという。
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カーソルに触れることなく操作すると（左）→液晶調光フィルムが光を透過して透明スクリーンがAR効果を演出（右）
また、透明スクリーンと一体化した液晶調光フィルムを、透明な状態で背景が見えるようにしておき、そこに映像を投影することで、空中に鮮やかに映像が浮かび上がるようなAR（拡張現実）の効果も演出できる。
手をかざすだけで操作できるタッチレスディスプレイ 説明動画
