iOS 12のときに導入された通知の「目立たない形で配信」。文字どおり、通知を目立たせずに届ける機能のことで、通知センターに表示された通知を左方向へフリック、現れた「管理」ボタンをタップして「目立たない形で配信」ボタンをタップすることが、オーソドックスな設定方法です。

しかし、通知センターに表示された通知を操作するということは、通知が届いたタイミングでなければ設定が難しいことを意味します。メールやSNSのようにひんぱんに届くアプリはともかく、特定の曜日・時間帯にしか通知してこないアプリは、タイミングがあわなければ設定する機会がありません。

思うように通知が来ない・少ないアプリの通知を「目立たない形で配信」するには、『設定』アプリを利用します。『設定』→「通知」の順に画面を開き、一覧表示されている中から目的のアプリを選びます。現れた画面では「通知センター」だけをオンにして、ほかのチェックボックス(ロック画面/バナー)とスイッチ(サウンド/バッジ)はオフにします。

この設定で、通知センターで「目立たない形で配信」ボタンをタップしたことと同じ効果があります。『設定』→「通知」画面で、設定を変更したアプリを確認してみましょう。それまでの「バナー、サウンド、バッジ」といったステータス情報が「目立たない形で配信」に変更されたはずです。

なお、「通知センター」ではなく「ロック画面」または「バナー」をひとつだけ残しても、目立たない形で配信として扱われません。電話アプリのように「設定」画面ではサウンドをオフにできないアプリについても、通知センターから「管理」ボタンをタップしないかぎり目立たない形で配信にはできません。

  • 手動で通知を「目立たない形で配信」にするには