説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『通知多過ぎ……大至急なんとかできない?』という質問に答えます。

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アプリの通知が多すぎる、という話をよく耳にします。メールの到着を知らせる通知もあれば、新着ニュースの見出しをピックアップして届ける通知もあり、その内容はアプリ次第ですが、ひっきりなしに届く通知に閉口するiPhoneユーザは少なくありません。データ通信量は微々たるものですが、塵も積もればなんとやら、さほど重要ではない通知にパケット代を負担するのも面白くない話ですよね。

大量に届く通知をとりあえずなんとかしたい、という場合はiOS 12の「目立たない形で配信」機能を使いましょう。通知センターで通知件数が多い/一時的に気にならないようにしたいアプリからの通知を左方向へフリックすると、「管理」と「表示」、「すべて消去」というボタンが現れるので、そのうち「管理」ボタンをタップします。

すると、対象アプリからの通知を管理するためのシートが現れます。そこには「目立たない形で配信」と「オフにする...」という2つのボタンが表示されているので、前者をタップしましょう。これで、3通りの通知(ロック画面/通知センター/バナー)のうちロック画面とバナーが停止され、通知が届くときのエフェクト(サウンド/バッジ)もオフになります。通知が完全停止されるのではなく、通知センターに表示するにとどめ、ホーム画面の表示やバッジなど目障りになることを止めるという意味合いです。

アプリからの通知は、『設定』→「通知」画面から設定変更することもできますが、通知センターの「目立たない形で配信」から操作すればスピーディーにもとの設定へ戻せます(対象アプリの通知に対し同じ操作を行うと「目立つ形で配信」ボタンが現れる)。ご質問にある「大至急」という事情を考慮すると、iOS 12の現在ではこの方法がベストではないでしょうか?

  • 通知センターで「目立たない形で配信」ボタンをタップすると、そのアプリの通知を気にならないようにできます