Googleが、日本語版における2020年のGoogle検索ランキングを公開した。今年の流行や話題がストレートに反映されたランキングとなっており、年間を通して特にランクインが多いキーワードはやはり「新型コロナウイルス」関連だった。また、自宅で過ごす「おうち時間」をいかに楽しむかといったニーズも高かったようで、関連性の高いキーワードがランクインしている。調査対象期間は2020年1月1日~11月22日。

2020年 Google検索 急上昇ランキング

昨年と比較して今年中に検索が急上昇したキーワードであり、今年のトレンドが最もわかりやすい「急上昇ランキング」では、今も収まらない「新型コロナウイルス感染 症」が1位に。2位には米国の「大統領選挙」、3位には4月7日に発出された「緊急事態宣言」がランクインした。

■2020年 Google検索 急上昇ランキング
1位 新型コロナウイルス感染症
2位 大統領選挙
3位 緊急事態宣言
4位 鬼滅の刃
5位 あつまれ どうぶつの森
6位 シャープ マスク
7位 台風10号
8位 Go To
9位 ユニクロ マスク
10位 Zoom

2020年 Google検索 ○○【とは】ランキング

キーワードの意味を調べる時によく掛け合わされる【とは】のランキングでは、そういえば、今年は国勢調査があったな……などと思い出しつつも、「緊急事態宣言 とは」「東京アラート とは」「コロナウイルス とは」「ロックダウン とは」「パンデミック とは」など、やはり新型コロナ関連で埋めつくされている。

■2020年 Google検索 ○○【とは】ランキング
1位 緊急事態宣言 とは
2位 東京アラート とは
3位 コロナウイルス とは
4位 ロックダウン とは
5位 パンデミック とは
6位 国勢調査 とは
7位 テレワーク とは
8位 ドコモ口座 とは
9位 Go To キャンペーン とは
10位 オーバーシュート とは

2020年 Google検索 【マスク】ランキング

少し変わった集計として、今年の必需品となった「マスク」に関するランキング。家電メーカーやアパレルメーカーなど、異業種のマスク製造参入が話題となったが、最も検索されたのは「シャープ マスク」。10位で本業のユニ・チャームを、ユニクロやアイリスオーヤマ、ミズノ等が上回るという結果になっている。

■2020年 Google検索 【マスク】ランキング
1位 シャープ マスク
2位 ユニクロ マスク
3位 手作り マスク
4位 アイリスオーヤマ マスク
5位 ミズノ マスク
6位 トリニティ マスク
7位 アベノマスク
8位 無印 マスク
9位 ヨネックス マスク
10位 ユニチャーム マスク

2020年 Google検索 【人名】ランキング

例年、話題の人がランクインする人名のランキングには、スキャンダル関連は正直どうでもいいとして、今年は急逝された方が多く、早すぎる死を悼む人々の様子が伺えるものとなっている。

■2020年 Google検索 【人名】ランキング
1位 三浦春馬
2位 竹内結子
3位 志村けん
4位 渡部建
5位 芦名星
6位 岡江久美子
7位 伊藤健太郎
8位 伊勢谷友介
9位 木村花
10位 東出昌大

2020年 Google検索 【映画】ランキング

コロナ禍で外出もままならず、映画館の苦境も伝えられていた中、非常に明るい話題となった劇場版「鬼滅の刃」の大ヒット。というわけで最後に、2020年の映画検索ランキングを紹介したい。1位はもちろん「鬼滅の刃 無限列車編」。2位はアカデミー作品賞も獲得した「パラサイト 半地下の家族」。3位がトトロ!? と驚いたが、TV地上波での再放送によるもので、ランキングから、トトロがおうち時間を過ごす家族を大いに元気づけたことが見て取れる。

■2020年 Google検索 【人名】ランキング
1位 「鬼滅の刃」無限列車編
2位 パラサイト 半地下の家族
3位 となりのトトロ
4位 今日から俺は!!
5位 コンフィデンスマンJP
6位 カイジ ファイナルゲーム
7位 犬鳴村
8位 コクリコ坂から
9位 聲の形
10位 ミッド サマー

ちなみに、TV地上波といえば、今季ドラマ検索ランキングでは1位が「テセウスの船」、2位が「半沢直樹」あった。記録的な視聴率となった半沢直樹だが、テセウスの船はサスペンスものということもあり、謎が謎を呼ぶ巧妙な展開に検索が伸びたものと見られる。

■2020年 Google検索 【ドラマ】ランキング
1位 テセウスの船
2位 半沢直樹
3位 エール
4位 恋はつづくよどこまでも
5位 スカーレット
6位 麒麟がくる
7位 MIU404
8位 私たちはどうかしている
9位 私の家政夫ナギサさん
10位 愛の不時着