Googleは新しいストレージポリシーを公表し、GmailやGoogleドライブ、Googleフォトを2年間使っていないユーザーや、規定の保存容量を超えたままのアカウントの保存データ(コンテンツ)をすべて削除すると発表。「早ければ2023年6月1日にもポリシーに基づく処理が実施される」という。

  • Google、2年利用がないGmailなどのデータ削除へ。「早ければ2023年6月1日にも実施」

    Google、2年利用がないGmailなどのデータ削除へ。「早ければ2023年6月1日にも実施」

Googleアカウントでは現在、GmailやGoogleドライブ、Googleフォトで使える15GBの保存容量が無料で提供されている。Googleは2021年6月1日より、各サービス(Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、図形描画、フォーム、Jamboard、サイトのファイルを含む)のポリシーを変更し、以下の対応を、早ければ2023年6月1日にも行うとのこと。いずれの場合も、コンテンツ削除の対象となる3カ月以上前に通知およびメールで知らせる。

  • 保存容量を超過している場合
    保存容量の超過が2年以上続いているにもかかわらず、空き容量を増やしたり、追加容量を購入するなどの対応がとられない場合、Gmail、ドライブ、フォトからすべてのコンテンツを削除する
    ※保存容量の超過とは、割り当てられた容量の上限を超えて使用している状態を意味する
  • サービスをしばらく利用していない場合
    Gmail、ドライブ、フォトなどの対象サービスを2年間利用していない場合、そのサービスからすべてのコンテンツを削除する
    例:Gmailとドライブは使っているが、フォトは使っていないアカウントでは、フォト内のコンテンツのみを削除する

手持ちのデバイスで複数のアカウントを設定している場合は、「この操作はデバイスごとではなくアカウントごとに判断されるため、有効な状態を維持したいすべてのアカウントで、これらのサービスを使用している必要がある」という。

Googleでは、追加容量の購入や、アプリから定期的に利用するといった対応方法のほか、Googleサービスからデータをダウンロードする方法を案内している。詳細はサポートページを参照のこと。

なお、Google Oneを利用していて、未払いの支払いや容量超過の問題がない場合、アカウントは有効な状態とみなされるという。