JVCケンウッドは、 ケンウッドブランドより、完全ワイヤレスイヤホン形状の音声アシスタント搭載スマートヘッドセット「WS-A1」(Amazon Alexa搭載モデル)、および「WS-A1G」(Googleアシスタント搭載モデル)を発表した。「WS-A1」は2021年1月中旬から、「WS-A1G」は同年2月上旬から発売する。どちらのモデルも価格はオープンで、店頭予想価格は35,000円前後(税別)。

  • 「WS-A1」「WS-A1G」

「WS-A1」はAmazon Alexaを、「WS-A1G」はGoogleアシスタントを音声アシスタントとして搭載し、ニュースや天気予報のチェック、リマインドやスケジュールの確認、スマートホーム端末の制御、音楽の再生などさまざまな操作を、スマホを取り出すことなく声だけで行える。

音声アシスタントは本体左側のタッチパッドに触れることで起動するため、「アレクサ」や「OK Google」といったウェイクワードを話す必要はない。

  • イヤホン内マイク構造

マイクは片側3個ずつ(両耳で計6個)搭載。騒々しい環境下でもユーザーの声を音声アシスタントに正確に認識させる「トリプルマイクシステム」機能や、 周囲音の遮断と取り込みを切り替え可能な「アンビエント・サウンド・シームレス・コントロール 」機能、人の声が明瞭に聞こえる「ボイス・エンハンスメント・モード」機能により、音声や周囲の音をコントロールできる。ハンズフリー通話にも対応し、リモート会議などの通話にも活用できる。

  • 「イヤーピロー」により長時間の快適な装着が可能

イヤーピース部は耳穴にフィットしやすい新形状とし、イヤーサポート部は柔らかい素材と硬い素材の二層からなるダブルレイヤーシリコンを採用。これらにより、長時間の快適な装着が可能だとしている。イヤホンの振動板には、口径10mmのベリリウムコーティングドライバーを採用する。

本体内蔵バッテリーで、約8時間の連続再生が可能(ノイズキャンセリング機能オン時)。充電ケースによるフル充電(約8時間×2回)を合わせて最大約24時間の長時間再生を実現するという。なお、ノイズキャンセリング機能がオフの場合は、本体のみで9時間、充電ケースとの合計で約27時間再生可能。

  • 充電ケースは片手で開き、イヤホン本体をスムーズに取り出せる

充電ケースはUSB Type-Cケーブルのほか、Qi規格のワイヤレス充電にも対応する。ケースは片手で開くことができ、イヤホン本体をスムーズに取り出せるという。イヤホン本体はIPX4相当の生活防水に対応する。

本体の重さは9.6g×2個、ケースの重さは92.5g。通信方式はBluetooth 5.2、対応BluetoothプロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、対応コーデックはSBC、AAC、Qualcomm aptX audio。周波数特性は20Hz~20,000Hz。ワイヤレス充電ケース、充電用USB Type-Cケーブル、イヤーサポートS / M / L、イヤーピースS / M / Lが付属する。