JR東海は11月18日、車両の扉にQRコードを貼付し、これを利用してホーム可動柵の開閉を制御するシステムの導入に関する実証試験を金山駅東海道本線ホームで実施すると発表した。

同社はホーム可動柵の整備を進めており、2021年に東海道本線金山駅に、2025年度以降に刈谷駅に設置する予定であるほか、名古屋駅についても今後の整備に向けた検討を行っている。

同システムでは、車両扉のQRコードをホーム上に設置されたQR検知用カメラで検知し、車両扉の開閉とホーム可動柵扉の開閉を連動させる。実証試験では、降雨や太陽光の反射などさまざまな屋外環境におけるQR検知用カメラの検知機能、QR検知用カメラの適切な配置台数や位置などを確認する。

  • QRコードを利用したホーム可動柵開閉システムの概要 資料:JR東海