Googleは11月18日、4K/HDRに対応し、新しいユーザーインタフェース「Google TV」が利用できるメディアプレーヤー「Chromecast with Google TV」の国内発売を発表した。同日予約を開始し、11月25日に発売する。価格は税込7,600円。

  • Chromecast with Google TV

Chromecast with Google TV」は、テレビのHDMI端子に挿すと、テレビの画面でストリーミング動画などを楽しめるデバイス。同社の新製品発表会「Launch Night In」の中で発表された新デバイスで、米国ではすでに提供開始されている。

これまでもGoogleは、同じ機能を持った「Chromecast」シリーズを展開してきたが、今回の「Chromecast with Google TV」では、Chromecastの機能を引き継ぎつつ、インタフェースを大幅に改善した。利用中のストリーミングアプリから、映画や番組などのコンテンツを1カ所にまとめ、整理して表示。また、視聴履歴や関心のある内容をもとに、定期購入コンテンツと視聴可能なコンテンツの全体からユーザーへのおすすめを表示したり、視聴したいコンテンツのリストをPCやスマートフォンでブックマークし、手軽に管理できるという。

  • 新しいインタフェース「Google TV」

従来のChromecastシリーズにはなかった、専用の音声リモコンも同梱する。Chromecastではスマートフォンでコンテンツの操作をしていたが、「Chromecast with Google TV」ではテレビの大画面だけで操作を完結できるようになった。

リモコンではテレビとサウンドバーのコントロール、音量の調整、入力切り替えなどの操作が可能。YouTube、Nelixの2つのボタンは、初期状態ではそれぞれのアプリを呼び出すボタンとして機能するが、別のアプリを割り当てることもできる。Googleアシスタントボタンや、テレビの主電源ボタンなども搭載する。

サービスは、YouTubeやNetflix、Hulu、プライム・ビデオ、dTV、DAZN、ABEMA、TVer、U-NEXT、Paravi、FODなどのほか、YouTube MusicやSpotify、AWAといった音楽ストリーミングサービスにも対応。背景モードも用意し、デジタルフォトフレームとして撮影した写真を大画面で楽しむこともできる。

このほか、より高画質での配信に対応したことも大きな特徴だ。4K/HDR、最大60fpsに対応し、HDR10、HDR10+、Dolby VisionのHDR映像をサポート。Dolby AtmosのHDMIパススルーも行える。

カラーはSunrise、Sky、Snowの3色。量販店などでも販売するが、Googleストアでは単体販売に加え、Netflixの6カ月分視聴権が付いたセットも11,200円で提供する。

本体サイズはW61×L162×D12.5mm、重さは55g。通信はWi-Fi 5(IEEE802.11a / b / g / n / ac)、Bluetoothが利用できる。電源はUSB Type-C経由のバスパワー。リモコンのサイズはW38×L122×H18mm、重さは63g。電源は単4形乾電池×2。

  • テレビのHDMI端子に挿したところ。なお、マルチアカウントには非対応

  • Sunrise

  • Sky

  • Snow