カメラは前面・背面ともにシングル。初期アプリは充実

カメラは前面、背面ともシングルカメラです。背面カメラは1,300万画素と、前モデルよりも高画素なものにアップグレードされています。カメラアプリの表示はシンプルで分かりやすい内容。ワンタップで2倍にデジタルズームができるボタンも用意されています。

  • 前面・背面ともシングルカメラを搭載

  • いつものGalaxyのカメラ UI。2倍デジタルズームにワンタップで切り替え可能

Galaxyブランドだけに、プリインストールアプリは充実しています。手書きメモも取れるGalaxy Notesアプリや、ボイスレコーダーアプリなど実用的なアプリが中心です。

ドコモのユニークな機能としては、スマホを振ってアプリを立ち上げる「スグアプ」機能に対応しています。たとえばLINEやd払いのような、よく使うアプリを設定しておけば、かんたんな操作で起動できます。

  • Galaxy Notesアプリ

  • ドコモの「スグアプ」。振るだけでアプリが立ち上がり、決済アプリの起動などに役立つ

テレビ機能(フルセグ・ワンセグ)は使えませんが、FMラジオは搭載しています。有線イヤホンをアンテナとして使うタイプで、選局機能だけのシンプルなアプリを用意。前モデルでは「radiko + FM」に対応していましたが、今回は搭載しません。

  • ラジオアプリ。今回はradio + FMには非対応

多機能だけどシンプルで安い。まさに「はじめてのスマホ」向け

Galaxy A21は性能は必要最小限といえるもので、毎日仕事でもプライベートでもスマホを多用するような人にはあまりおすすめできません。一方で、子どもやお年寄りのように、「はじめてのスマホ」を持つ人が試す入門モデルにはピッタリな機能とお手頃さを兼ね備えています。

お年寄り向けには「かんたんモードで」でシンプルな設定にできて、操作を聞けるコールセンターも用意されています。もともとAndroidスマホなのでカスタマイズでき、その気になればさまざまなアプリを導入できます。スマホに興味をもってSNSやゲームなどを試していくと、次第に性能不足を感じてくるかもしれませんが、その頃にはもっと高機能なスマホに買い替えても十分使いこなせるでしょう。

「はじめてのスマホ」に必要なものをコンパクトにまとめて、まず手に取るハードルを下げる。Galaxy A21はそういうスマートフォンといえそうです。

  • 「はじめてのスマホ」に必要なものをコンパクトにまとめ、スマホへ移行するハードルを下げた入門機中の入門機

Galaxy A21 SC-42Aの主な仕様

  • OS: Android 10
  • CPU: Exynos 7884B/1.6GHz + 1.3GHz(オクタコア)
  • 内蔵メモリ: 3GB
  • ストレージ: 64GB
  • 外部ストレージ: microSDXC(最大1TB)
  • サイズ: 約150×71×8.4mm
  • 重さ: 約159g
  • ディスプレイ(解像度): 約5.8インチTFT液晶(1,560×720ドット)
  • メインカメラ: 約1,300万画素
  • インカメラ: 約500万画素
  • Wi-Fi: Wi-Fi 5(IEEE802.11a/b/g/n/ac)
  • バッテリー容量: 3,600mAh
  • 連続待受時間: 約450時間(4G LTE/静止時)
  • 通信速度(4G): 受信最大262.5Mbps/送信最大50Mbps
  • 防水/防塵: ○/○
  • 生体認証: ○(顔認証)
  • ワンセグ/フルセグ: ―/―
  • おサイフケータイ: ○(NFC/FeliCa搭載)
  • 接続端子: USB Type-C、3.5mmイヤホンジャック
  • カラーバリエーション: Red、White、Black
  • 税込価格(ドコモオンラインショップ): 22,000円