アプリアイコンを並べておく「ホーム画面」。自由に追加できるので、iPhoneを使うにつれ増えてきます。iOS 14からは、アプリの一部機能を表示した「ウィジェット」を並べることも可能になり、ホーム画面の数は増える傾向にあります。
そのホーム画面の切り替えは、左右のフリックを使うことが基本です。次の画面(右のページ)へ移動したければ左方向へ、前の画面(左の画面)へ移動したければ右方向へと指を走らせれば、背景画像(壁紙)はそのままにホーム画面が切り替わります。2ページ先へ進むなら左フリックを2回、2ページ戻るなら右フリックを2回繰り返せばいいわけです。
しかし、ホーム画面の総数が5ページを超える頃から、フリックの繰り返しが苦痛になってきます。画面下部から上方向へフリックすれば、1ページ目へ一足飛びに戻ることができますが、最後のページへジャンプする方法はありません。
そこで利用したいのが、ドック -- ホーム画面下部のアプリアイコンを最大4つ登録しておける半透明の領域 -- の上にあるドットです。薄いドットは作成済のページを、濃いドットは現在表示しているページを意味するホーム画面のナビゲーター的存在ですが、ここに軽く触れると薄いグレーの楕円が現れ、左右にスワイプ(指先を画面に触れたまま動かす操作)するとページ間を移動できます。
最後のページへ移動するときも、ドットに触れて楕円を表示してから指先を右方向へスワイプすれば、ジャンプとはいかないまでもかなり高速にページを切り替えることができます。iOS 14では、ホーム画面最後のページの次に「Appライブラリ」が追加されたこともあり、このワザを覚えておくと重宝しますよ。