米Googleは9月23日(現地時間)、地図サービス「Googleマップ」にて、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 感染者数の増減などを地図上にレイヤー表示する機能を発表した。今週からAndroidおよびiOSアプリ向けに、世界でローンチされる。

  • COVID-19関連情報のレイヤーを地図上に表示したところ。画像は米国中西部の州のデータ

今回提供される機能は、Googleマップで表示した地域(県や都市)での新型コロナウイルス感染数がレイヤー表示されるもの。直近7日間における、10 万人あたりの新規感染者数の平均値が表示され、その数の増加・減少傾向も矢印で示される。Googleマップアプリの右上にあるレイヤーアイコンから、「COVID-19関連情報」を選ぶことで表示できる。

同レイヤーでは、感染者数の密度に応じた色分けも行われる。グレーは1人未満、黄色は1~10人、オレンジ色は10~20人、濃いオレンジ色は20~30人、赤は30~40人、濃い赤は41人以上。

感染者数などの情報は、Wikipedia、The New York Times、JHU CSSE COVID-19 Data、Brihanmumbai Municipal Corporationといった、公的な保健機関の情報に基づいてデータを得ている情報源を参照しているという。

Googleは、新型コロナウイルス感染症についての情報を提供することで、ユーザーが多くの情報に基づいて、どこへ行き何をするかを決定できるとしている。