iOS 14では、UI(ユーザインターフェース)にさまざまな変更がくわわりました。ウィジェットは表示サイズを変更したりホーム画面に置いたりできるようになり、アプリの自動整理機能「App Library」も追加されました。習うより慣れろ、まずはiOS 14にアップデートすることからはじめましょう。
そして慣れた頃には、微妙な変化に気付くように。そのひとつが、ノッチ(切り欠け)のすぐ右横、電波感度を示すアンテナの真上にときどき光るオレンジ色の小さな丸い星。友人に聞いても見たことがないというし、まさか北斗七星の横で寄り添うように光るあの星...ということもないだろうし、なんなのか気になりますよね。
調べたところ、このオレンジ色の丸い星は「マイクにアクセスしていることの目印」。起動中のアプリが音声を聞き取っているときや、録音などマイクを必要とする処理を行っているときに現れ、アクセスを終えると姿を消すしくみです。
これまでは、マイクにアクセスしているときはステータスバー左側に赤地に白抜きのマイクが表示されていましたが、iOS 14のUI見直しに伴いスタイルが変更されました。現在時刻を表示したままでマイクの仕様状況を確認できるので、プライバシー保護がより徹底された格好です。
iOS 14では、マイクへのアクセスが終了してもどのアプリが使用していたか確認できるしくみも追加されています。使いかたはかんたん、コントロールセンターを表示すればステータスバー中央の下に「翻訳、最近」や「Amazon Music、最近」などと表示されるようになりました。
なお、カメラへのアクセスもマイクと同様の方法で確認できます。表示される場所は同じですが、マイクはオレンジ、カメラはグリーンと色で識別できるようになっています。