Xperia 5 IIには、上位機種のXperia 1 IIよりもさらに進化した有機ELディスプレイが搭載されています。アスペクト比21対9のパネル解像度は4KではなくFHD+となりますが、通常60Hzのリフレッシュレートを設定から倍速の120Hzに上げ、動画をより滑らかに表示できる「低残像設定」機能が加わります。

  • パネルを120Hz駆動に切り換えて視聴時の残像感を減らせる「低残像設定」を新設

Xperia 1 IIのパネルは通常60Hz駆動ですが、より高速応答が求められる動画箇所では一時的に負荷を上げ90Hz相当にブーストして残像感を低減していました。

Xperia 5 IIのパネルはネイティブで120Hz駆動に対応します。ゲームの動画に限らず映像配信コンテンツ全般の動きの多い動画、Web・電子書籍のスクロール表示にも高い効果が感じられました。

Xperia 5 IIでは駆動時に消費する電力が多くなる倍速応答パネルを搭載しながら、大容量バッテリーセルを搭載しパワーマネージメントの効率アップを図ったことで、電源の“持ち時間”はXperia 5と同等レベルを実現しています。

Xperiaのゲームエンハンサーアプリによる機能を加えると、120Hz駆動の画面に黒画面挿入を加えて240Hz相当までさらに表示を滑らかにできます。

タッチパネルのスキャンレートは最大240Hzまで、プレビューを見ながらゲームアプリの描画速度に応じて段階的に切り換えも可能。Xperia 5 IIは映像とサウンドの両方に今までにないほど高い没入感が味わえるスマホです。

  • ゲームエンハンサーアプリからはより細かくタッチスキャンレートも含めた段階的な設定変更ができます

  • ゲームのプレビューを確認しながら倍速表示・スキャンレートの変更も可能

Xperia 5 IIのオーディオ・ビジュアル性能は、上位機のXperia 1 IIに肩を並べて追い越せるほどの出来映えでした。今後5Gの高速・大容量通信を活かした映像・音楽・モバイルゲーム配信などのコンテンツが充実してくると、その魅力が一段と輝きを増してくるのではないでしょうか。日本での発売詳細を期待して待ちましょう。