壁に設置してオンライン上の画像や動画、デジタルアート作品を流せるアートフレーム「Mono X7」の先行予約受付が8⽉28⽇にスタート。「FRM」のWebサイトで販売しており、9⽉30⽇までは初回限定価格として、ベーシックモデルを税別39,800円で販売する。通常価格は49,800円(同)。製品出荷は2020年12月頃を予定している。

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    Mono X7(FRAMED mono X7 リンクプレーヤー)

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    利用イメージ

Mono X7は、17.3型/1,080×1,920ドットの縦長フルHDディスプレイ(非光沢)を額縁のようなフレームで囲ったデバイス。GoogleのオープンソースWebブラウザ「Chromium」をベースに開発したOSを採用している。

大きさは398×232×15mm(縦×横×厚さ)、重さ約1.6kgで、ディスプレイの厚みは最薄5mmというスリム設計を採用。付属の壁掛け用具を使って壁に設置したり、棚などに立てかけて置ける。

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    ディスプレイの厚みは最薄5mmというスリム設計

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    立てかけて置いたイメージ

無線LAN機能(5GHz/2.4GHz対応)を搭載し、単体でインターネットに接続して、FRMが手がける「FRAMED Gallery」(オンラインギャラリー)を通じて購⼊した世界中のデジタルアートクリエイター達の作品を画面に映せるという。

また、FRMのWebサイトでユーザー登録してログインし、オンライン上の好きな画像のURLを⼊⼒することで、専用アプリを操作してその画像をMono X7に映せる「FEED機能」を備えている。

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⾃分が撮影/制作した画像や動画をUSB経由で映すこともできる。対応ファイル形式はJPG/PNG/GIF/RAW/BMP/AVI/MPEG/MOV/MP4など。なお、スピーカーは備えていないため、音声再生はできない。

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    専用アプリの利用イメージ

画面は広色域 の「P3」(Display P3)に対応。最大輝度は300cd/平方メートルで、コントラスト比は700:1。IntelのクアッドコアCPU「Atom x5-Z8350(1.92GHz)」とIntel HD Graphics 2GB (500MHz)、DDR3 4GBメモリを搭載。ストレージはeMMCで、容量は32GB。付属のUSB Type-C電源アダプターで動作し、消費電力は135W。

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    背面

ベーシックモデル(一般販売価格:税別49,800円)のほか、白い外装フレームを採用したPRISMAモデル、青いフレームのPRISMA SEモデル、黄色いPRISMA CEモデルをラインナップ。いずれも一般販売価格は税別64,800円だが、期間・数量限定価格での販売も行う。

Mono X7のラインナップと初回価格 / 通常価格(税別)

  • BASIC:39,800円 / 49,800円
  • PRISMA(ホワイト/白):52,800円 / 64,800円
  • PRISMA SE(ブルー/青):52,800円 / 64,800円
  • PRISMA CE(イエロー/黄):52,800円 / 64,800円

CEO:ウィリアム・ライ(William Lai)のメッセージ

インターネットやSNSが、仕事からプライベートまで、⽣活の全てを占めていると⾔っても過⾔ではない現在、その存在は既にモノやコトという“情報を伝える⼿段”を超えて、“新しい出会いと⾃分を表現する⼿段”へと進化しています。

「FRAMED」で新しいデジタルアートの仕組みと楽しみ⽅を構築してきた私達は、この様な情報伝達とコミュニケーションの変化を受け、アートフレームとインターネットの融合により、もっと⾝近にデジタルアートを楽しめるデバイスの必要性を考えました。

それは、⾃分の好きな⾳楽をワイヤレススピーカーで気軽に楽しむ様に、普段⾃分が触れているお気に⼊りのWeb サイトや⾃ら撮影した写真までカジュアルにアートとして昇華し、作家による作品と別け隔てなくシームレスに楽しめるデバイスです。

Mono X7はその様な背景から⽣まれた、正にデジタルエイジに向けた最新のアートフレームです。このモデルを通じてデジタルアートの魅⼒に触れてほしいと思います。

また、クリエーターの⽅々にもアートインフラデバイスとしての魅⼒を感じてもらえる、⼿の届きやすい価格設定も実現しました。より多くの⽅に⼿にとって頂ければ幸いです。

  • Mono X7