フォントワークスは、iPad・iPhone向けフォントアプリ「mojimo」を提供開始した。

アプリ内コンテンツの第1弾として、今秋リリース予定の「筑紫アンティーク丸ゴシック Beta」が無料で使える「mojimo-free」と、26書体から3書体を選択できる「mojimo-select」の利用を開始している。「mojimo-free」は無料、「mojimo-select」は月額120円(税込)。対応OSはiPad OS 13.3以降/iOS 13.3以降。

  • iPad・iPhone向け向けフォントアプリ「mojimo」がリリースされた。

    iPad・iPhone向け向けフォントアプリ「mojimo」がリリースされた。

mojimoは、特定の用途やシーンごとに最適な書体を手ごろな価格設定で提供するサービスで、これまでデスクトップ版が展開されてきた。 今回のiPhone・iPad向けアプリにより、タッチデバイスの制作環境でも、イラストやマンガ、映像のテロップやドキュメントなどの制作に、同社が高品質の日本語フォントを使用することが可能となった。

「mojimo-free」は、mojimoアプリをインストールした人が、1書体を無料で利用できる特別パック。使用可能なフォントは、今年秋に年間定額制フォントサービス「LETS」で提供予定の筑紫書体シリーズ最新作「筑紫アンティークA丸ゴシック」で、筑紫アンティーク明朝の丸ゴシック版だ。筑紫アンティークA丸ゴシックは開発段階にあるため、β版書体としての提供になる。

  • 「mojimo-free」フォント利用イメージ(筑紫アンティーク丸ゴシック Beta)

    「mojimo-free」フォント利用イメージ(筑紫アンティーク丸ゴシック Beta)

また、「mojimo-select」は、利用シーンを問わない26書体の中から3書体を選んで使える定額パック。有償フォントを使ってみたいが、書体のバリエーションはあまり必要ないと考える初心者向けのパックとして提供される。

  • 「mojimo-select」フォント利用イメージ

    「mojimo-select」フォント利用イメージ(筑紫B明朝)

なお、モバイル版のmojimoはiOSのフォントカスタム機能に対応しており、mojimoでフォントをインストールすれば、他のアプリでも利用できる。写真加工アプリに言葉を添えたり、マンガやイラスト作成アプリで世界観に合う文字に変えたり、映像作品にインパクトあるテロップを加えたり、スライド資料に可読性の高いユニバーサルデザインのフォントを使用したりといったことが可能になる。

今後、デスクトップ版mojimoでも人気が高い「mojmo-manga」や 「mojimo-liveライト」の追加も予定している。