JVCケンウッドは7月22日、JVCブランドのドライブレコーダー「DRV-MR8500」を発表した。後方用カメラが標準で付属する前後撮影可能なドライブレコーダーで、前後とも高感度タイプのカメラと明るいレンズを搭載し、暗い状況でも明るく撮影できる。microSDカードスロットはデュアルスロットで、2枚のカードを用いた継続撮影にも対応する。価格はオープンで、予想実売価格は42,000円前後(以下、税込)。9月中旬より発売する。

  • 2カメラタイプの高性能ドライブレコーダー「DRV-MR8500」

フロントとリアに同等のカメラを搭載する2カメラモデルで、撮像素子は1/2.8型 500万画素の「STARVIS」CMOSセンサー。F1.6の明るいレンズを使用し、暗い環境下でもノイズの少ない高感度撮影が可能となっている。画角は対角131度 / 水平112度 / 垂直65度。解像度とフレームレートは2,560×1,440ドット / 29.1fps。

リアカメラは「スモーク シースルー機能」により、スモークガラスを使っていても明るく撮影でき、ガラスに合わせて3段階で調整可能。明暗差が激しい環境下で起きやすい「白とび」や「黒つぶれ」を抑える「HDR機能」にも対応する。

  • 前後カメラとも、1/2.8型 500万画素の「STARVIS」CMOSセンサーとF1.6の明るいレンズを搭載する

新機能として「AIセンシング」を搭載。この機能は、後方車両の急接近や蛇行運転などのあおり運転を自動検知し、画面表示と警告音でドライバーに通知。合わせて、自動で動画の保存も行う。そのほかにも、前方衝突警告 / 車線逸脱警告 / 発進遅れ警告などのの運転支援機能を備える。

保存メディアにはmicroSDメモリーカードを使用する。2枚まで挿せるダブルスロット仕様で、最大容量は128GB×2枚。スロット1から2へのリレー撮影にも対応。保存の失敗を防ぐ機能として、SDメモリーカードの撮影領域をあらかじめ確保してエラーを防ぐ機能や、SDメモリーカードの交換時期を知らせる寿命告知機能も搭載。定期的に必要だったフォーマット作業も不要となっている。

  • ドライブレコーダーでは珍しく、microSDカードスロットはデュアルスロットとなる

撮影モードは、常時撮影 / 手動撮影 / イベント記録 / 駐車撮影に対応。ディスプレイは2.7型サイズで、32GBのmicroSDメモリーカードが付属。本体サイズはフロントカメラが約W89.6×D38.7×H54.8mm、重さは約130g(microSDメモリーカード含む)、リアカメラが約W40.3×D32.7×H36.4mm、重さは約35g。