KDDIは7月17日、ウィズ・アフターコロナ時代の新しい働き方の実現に向け、在籍社員数に対して座席数を4割削減した虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーに新拠点を開設し8月7日から順次移転すると発表した。今後は、各種ソリューションを活用し、リアルとオンラインを組み合わせることで、働き方のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進することに加え、自社における多様な働き方の実践を通じて得た知見をもとに、さまざまなソリューションを提供することで、企業のイノベーティブな働き方モデル構築を支援するという。

  • 拠点のイメージ

    拠点のイメージ

新型コロナウイルス感染症の拡大により、これまでの生活様式や働き方について変化が生まれており、世界中でニューノーマル(新常態)な生活様式が推進される中、経済活動を持続的に発展させるにはレジリエントな経営基盤構築に向けた働き方ソリューションが求められる一方で、オンラインの強化だけではなく、イノベーションのきっかけを生み出すフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションも重要だという。

新拠点では、座席数を在籍社員に対して4割削減し、オンライン会議ツールを充実させるほか、社内外のネットワークや複数のクラウドサービスなどの活用を想定し、ゼロトラストのコンセプトに基づいた高セキュアなセキュリティシステムの導入を行い、社員自ら多様な働き方を実践できる環境を整備していく予定。

これにより、営業や現場業務などのオフィス外業務、社内外のミーティングや資料作成などのオフィス内業務など、各業務特性を整理しながらリアルとオンラインを組み合わせ、オフィスに出社せずとも社内外とのコラボレーションを推進していく。

また、自社での実践を通じて得た知見をもとに、さまざまなソリューションを企業に提供することで、ウィズ・アフターコロナ時代に適応したイノベーティブな働き方モデルの構築を支援していく。