Micron Technologyは7月14日、DDR5を用いた次世代コンピューティングプラットフォームの設計・開発・認定の支援に向け、技術リソース、製品、およびエコシステムパートナーへの早期アクセスを提供する包括的な支援プログラム「Technology Enablement Program(TEP)」を発表した。

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  • DDR5のイメージ (提供:Micron)

DDR5は、DDR4比で駆動電力を低減しつつも2倍以上のデータレートを実現することを可能とする次世代DRAM。Micronはこれまで、サーバやハイパースケール企業と技術的に連携し、DDR5のメリットについての説明を行ってきたが、実際に市場投入されるまでの期間を短縮することを目的に、今回の支援プログラムを開始することを決定したという。

また、チャネル市場に対しても、支援プログラムの一環として、販売代理店、付加価値再販業者(VAR)、およびOEM/ODMといったチャネルパートナーと協力し、DDR5を採用した製品の市場投入を支援していくとしており、同社が展開しているブランド「Crucial」として、データセンター、コンシューマー、ゲームアプリケーションを問わず、自社のすべてのチャネルにおける顧客に対してDDR5メモリソリューションを提供することを約束するとしている。

同社とともに、同支援プログラムに参加する企業としては、Cadence Design Systems、Montage Technology、Rambus、ルネサス エレクトロニクス、Synopsysなどが名を連ねており、プログラムに登録する認定パートナーに対しては、Micronが提供するコラボレーション、品質、サポートを利用することができるとともに、以下へのアクセスを含むさまざまなメリットを享受することができるという。

  • 特定のDDR5コンポーネントおよびモジュール
  • DDR5新製品(入手可能となり次第)
  • データシート、電気モデル、熱モデルといった製品開発や製品評価のための技術的リソース、また、シグナルインテグリティに関するコンサルティングおよびその他のテクニカルサポート
  • チップおよびシステムレベルの設計支援が可能なその他のエコシステムパートナー