伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は7月8日、商業施設や交通機関、公共施設向けにソーシャルディスタンシングに応じた定量評価サービス提供開始すると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、商業施設、交通機関、公共施設では、ソーシャルディスタンシングに対応した運用を始めているが、影響度合いの把握や原因の特定、対処方法について具体的な方法を検討するには難しい状況だという。

同サービスは、デジタルシミュレーションに関する60年以上にわたる知見をもとにしたサービスで、ソーシャルディスタンスの確保に伴う待ち行列の発生や集団密度の上昇などを予測して、課題を特定し、対策の効果を評価することで施設運用を支援する。

具体的には、人の流れやスペースの利用などについて従来の運用と比較した差異を定量的に評価し、ボトルネックの明確化や解消案の検討を支援する。

また、継続的にデータを収集して変化する混雑状況を可視化することで、ソーシャルディスタンシングに対応した運用について、対策効果の定量評価や継続的な改善を含めてトータルで施設運用をサポートする。

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