USB-C以外にも豊富な端子と機能的なスタンド

さて、各種のインタフェース類は背面および左側面に集中して配置されている。背面端子は、電源(電源回路は本体内蔵)のほかDisHDMI 1.4×1、playPort 1.4×1、USB Type-C(DisplayPort 1.4対応、USB 3.1対応、USB PD 最大65W)、映像出力用DisplayPort、USB 3.1×2、オーディオ出力(3.5mm)、LAN(RJ-45)がある。左側面端子はUSB 3.1×2だ。

  • 本体裏面はグレー/ブラックの2色で塗装。ブラックに塗られた下部は中央部分がくぼんでおり、そこに端子類がまとめられている。スタンド中央のケーブルマネジメントホールを利用すれば配線もスッキリ、机の上の見た目もよい

  • 背面端子は、電源(左寄り)、DisplayPort、HDMI、USB Type-C、DisplayPort出力、USB×2、オーディオ出力、LAN

  • 左側面端子はUSB×2

このように端子は非常に豊富。また、DisplayPort出力はDisplayPortマルチストリーム トランスポート(MST)に対応している。本製品から別のディスプレイのDisplayPort端子に出力し、数珠つなぎにマルチディスプレイを構築できる機能だ。仮にPC側の映像出力が1つしかなくてもマルチディスプレイを構築できたりする。

内蔵USBハブは計4ポートと比較的多め。背面側2ポートは着脱の機会が少ない機器を、側面側2ポートは着脱を頻繁に行なう機器や充電用(充電アイコン付きType-Aポート:最大5V×2A=10W)に用いるのがよい。なお、USBハブ機能のアップストリームポートはUSB Type-C端子になるが、PC側がType-A端子しかない場合でもUSB Type-A→Type-C変換ケーブルなどで接続すればハブ機能の利用が可能になる。

  • 付属のケーブルは3本。電源ケーブルのほか、DisplayPortケーブルとUSB Type-Cケーブルだ

標準付属のスタンドは台座とスタンド軸の2ピース構造で、もちろんツールレスで組み立て可能だ。スタンドの調整可能範囲は高さ130mm、調整スイベル角80°、チルトは-5~+21°、ピボットにも対応している。ディスプレイとの接続部分は、ツメとラッチによって簡単に固定できる。VESA規格に準じた四隅のネジ穴と、約100×100mmのスペースも設けられているので、市販のディスプレイアームなどを利用することが可能だ。

  • スタンドは2ピース

  • 台座裏。手回しネジでスタンド軸を固定できる

  • スタンド側には固定用のツメ、ディスプレイ側には着脱用のボタンがある。また、ディスプレイ側は100×100mmのVESA 100に対応し、市販のディスプレイアームなども利用可能

  • スタンドは高さ130mmで調整可能

  • スイベル角は80°

  • チルト角は-5~+21°

  • ピボットにも対応している

USB-C搭載モバイルノートPCとセットでかなりイイ

U2721DEのポイントは、とにかくPCデスクのまわりをスッキリとさせられることにある。特にモバイルノートPCのユーザーにはオススメしたく、画面の大きなディスプレイで業務効率を引き上げ、充電でき、有線LANを構築でき、いざというときにはUSB Type-Cケーブル1本を外すだけでモバイルへ移行できる。多くのノートPCユーザーにとって、現在もっともスマートなディスプレイであると評価しておきたい。