コロナ犍の副産物ずでも蚀えばいいのか、倖出自粛の圱響を受けお”巣ごもり消費"が急䌞しおいたす。特に熱いのが「オヌディオ」。映画を倧迫力で楜しもうずサラりンドシステムを甚意した、などずいう声をよく耳にしたす。そしおもうひず぀、熱いゞャンルが「パワヌドスピヌカヌ」。その極北()ずもいえる゜ニヌの「SA-Z1」(6月20日発売、皎別78䞇円)をレビュヌしたす。

  • ゜ニヌのパワヌドスピヌカヌシステム「SA-Z1」

    ゜ニヌの超ド玚パワヌドスピヌカヌ「SA-Z1」

SA-Z1はどこがスゎいのか

䞀般的にオヌディオシステムずいえば、ディスクやファむルなどの音源を再生しオヌディオ信号に倉える「プレヌダヌ」、そのオヌディオ信号を増幅する「アンプ」、増幅した信号を受けお振動板を駆動し音を出す「(パッシブ)スピヌカヌ」が構成の基本です。しかし、このSA-Z1はアンプ内蔵の「パワヌドスピヌカヌ」。パワヌドスピヌカヌずいえばレコヌディングスタゞオのモニタヌずいった業務甚から、Bluetoothスピヌカヌなど気軜さが売りの小型スピヌカヌたでさたざたな商品がありたすが、圓然SA-Z1開発陣は意図しおパワヌドにしたず考えられたす。

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    SA-Z1の内郚構造。本䜓にオヌディオ信号を増幅するアンプ(画像右の緑色の郚䜍)を内蔵しおいる

なぜなら、パワヌドスピヌカヌには音質䞊有利な点が倚いからです。アンプずスピヌカヌの接続距離がごく短く信号の劣化が少ないうえ、アンプをそのスピヌカヌ専甚にチュヌニングできたす。チャンネルデバむダヌを甚意すれば、ネットワヌク(アンプからの信号を䜎域/高域などに呚波数垯域を分割する装眮)も自圚に調敎できたす。

ずはいえ、パッシブスピヌカヌずアンプは遞択肢が豊富で、組み合わせの劙ずいう楜しみがありたす。オヌディオメヌカヌは専業指向が匷く、スピヌカヌメヌカヌはアンプの、アンプメヌカヌはスピヌカヌの高床なノりハりを持ちたせん。理屈ではわかっおいおもパッシブスピヌカヌ䞻流の状況を倉えられなかった、ずいう郚分もあるのではないでしょうか。

しかし、このSA-Z1は違いたす。スピヌカヌ郚/アンプ郚ずも気合いの入った蚭蚈がうかがえ、モニタヌ甚途・カゞュアルリスニング甚途ずみなされがちだったパワヌドスピヌカヌのありかたに䞀石を投じる補品に仕䞊がっおいたす。

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    䞀般的なマルチりェむスピヌカヌ(例)ずSA-Z1(侊)の回路構成、音の波面の違いのむメヌゞ。SA-Z1はFPGAずマルチアンプシステムを採甚し、各ドラむバヌから出る音の波面を完璧に揃えた高粟床な点音源化を実珟。これを埌述の同軞構造ず組み合わせ、マルチりェむスピヌカヌでありながら「音像に觊れるこずができそうなほどの高い解像床」を実珟する

“錓”構造から内蔵アンプたで、SA-Z1の芋どころをチェック

SA-Z1には、「これでもか」ずいうほど高氎準の技術・新機胜が盛り蟌たれおいるため、筆者なりの芖点で泚目箇所をかんたんにたずめおみたした。詳现なスペックに぀いおは、『゜ニヌ、超ド玚卓䞊パワヌドスピヌカヌ「SA-Z1」78䞇円で6月20日発売』を参照しおください。

たずはスピヌカヌ郚。片偎りヌファヌ2基ずツむヌタヌ3基からなる2りェむ5スピヌカヌ構成ですが、りヌファヌは真鍮補の支柱で結合のうえ察向配眮された「錓構造」を採甚し、䞍芁振動を抑え぀぀偎面の音道から䜎音を暪ぞ攟出するずいう凝った぀くり。高粟床なシミュレヌションに基づき、3基のツむヌタヌを盞互干枉しないよう配眮したずいう「I-ARRAY System」を採甚、それをりヌファヌの䞭心ず同じ軞䞊(粟床はミクロン単䜍)に配眮するずいう離れ業をやっおのけたす。

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    りヌファヌず䞭倮のツむヌタヌが同軞䞊に䞊ぶ

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    3基のツむヌタヌが䞊ぶ「I-ARRAY System」を暪から芋たずころ

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    2぀のりヌファヌを真鍮補の支柱で結合しお察向配眮した構造は、たるで叀来の打楜噚「錓」のようだ

アンプ郚にも劥協はありたせん。゜ニヌ独自のフルデゞタルアンプ「S-Master HX」にアナログアンプを組み合わせた「D.A.ハむブリッドアンプ」を1チャンネルに぀き4基搭茉、各ドラむバヌナニット(メむンツむヌタヌ/アシストツむヌタヌ/メむンりヌファヌ/アシストりヌファヌ)で蚈16ch分を独立駆動するこずだけでも目を芋匵りたすが、さらに各ナニットぞの出力タむミングをFPGAで緻密にコントロヌルするずいう培底ぶり。時間軞でも可胜なかぎり音を制埡しようずいうわけです。

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    SA-Z1のアンプ郚などの基板

6枚の厚いアルミ板で構成されるずいう゚ンクロヌゞャヌは、日本の䌝統的な朚造建築技術「朚組み」から着想を埗おいるそう。朚組みずいえば、釘などの金属を䜿わずに接合郚を加工し互いをはめ合わせる技術ですが、筐䜓の振動・共振を可胜なかぎり抑えるために導入したのでしょう。背面のヒヌトシンクも、䞍芁共振を防ぐために切れ目のない煙突構造にしたそうで、恐ろしい念の入りようです。

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    SA-Z1の゚ンクロヌゞャヌ。日本の䌝統的な朚組みから着想を埗た方法で接合するこずで、匷床を保ち぀぀䞍芁な振動を抑えるずいう

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    SA-Z1を䞊から芋たずころ。写真右䞊(本䜓背面)のヒヌトシンクは、䞍芁共振を防ぐために切れ目のない煙突構造にしたそうだ

個人的に匷く惹かれたのは「GaN-FET」。䞀般的に、デゞタルアンプの最終出力段にはMOS-FETを䜿うものですが、「D.A.ハむブリッドアンプ」には窒化ガリりムベヌスのGaN-FETが採甚されおいたす。スむッチング性胜でMOS-FETより優秀ずなるず、音の立ち䞊がり/立ち䞋りのすばやさ、音像定䜍や明瞭床に倧きく圱響しおくるはずだからです。

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    基本の音質を維持したたた、信号劣化なく音の質感を埮調敎できるずいう4぀のダむダルを䞊面に甚意

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    付属のリモコン