ローランドは、解像度が異なる複数の映像信号を用途に合わせて変換/最適化し、出力するビデオスケーラー「VC-100UHD」を2020年秋に発売する。市場想定価格は税込みで400,000円前後。
「VC-100UHD」は、大画面を使用するライブイベントや新製品発表会などのビジネスイベントで、高画質の4K映像とパソコンから出力する映像のほかさまざまなフォーマットの映像を組み合わせ、高精細な映像処理を行いながら同時にライブ配信へのスムーズな対応ができるコンパクトサイズの業務用ビデオスケーラーである。
-
「VC-100UHD」
ローランド独自の"ULTRA SCALER"技術を搭載しており、スムーズな映像信号の変換で高品質な映像演出が可能。12G/3G/HD対応のSDI、最大4K対応のHDMIをすべての入出力端子に搭載する。同時に3系統(4K対応のMain、HD対応Subが2系統)の映像出力を行えるだけでなく、ストリーミング用に最適化した映像を出力するUSB端子を装備する。イベントなどで、ステージ上の大型LEDディスプレイに4K映像を出力しながら、ライブ配信を行うパソコンへインターネット転送に適した映像を出力し、さらにレコーダーにHD映像を出力して録画する、といったことが可能だ。USBストリーミングはUSB Video Class/USB Audio Classに対応。また最新のゲームデバイスから出力される「ハイフレームレート映像」の入力にも対応している。eスポーツイベントでの活用も期待できそうだ。
-
リアパネル
-
付属のラックマウント用アングルセットを取り付けたところ
サイズはW210×H43×D284.5mm、質量は2.2kg。本体のほか、ACアダプター、電源ケーブル、ラックマウント用アングルセット、DCプラグ・ストッパー、ゴム足×4などが付属する。
