シャープの子会社であるAIoTクラウドは、独自のAIoTプラットフォームを活用し、関西電力とサービス契約を結んだユーザー宅で利用されているシャープのAIoT対応冷蔵庫・空気清浄機のデータを関西電力に提供すると発表した。

関西電力が、冷蔵庫のドア開閉データや空気清浄機のセンサーデータを活用し、離れて暮らす家族の状況をお知らせする見守りサービス「はぴeまもるくん 家電情報を用いた見守りサービス」を5月28日から開始する。

「AIoT」は、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせ、あらゆるものをクラウドの人工知能とつなぎ、人に寄り添う存在に変えいくビジョン。

利用者はシャープのスマートライフアプリ「COCORO HOME」を利用し、機器とサービスの連携設定や、サービスリスト画面から「はぴeまもるくん 家電情報を用いた見守りサービス」へアクセスすることができる。

  • AIoTデータによるサービス連携イメージ

AIoTクラウドはすでに、KDDI、セコムとそれぞれサービス契約を結んだユーザー宅にあるシャープのAIoT家電のデータを両社に提供しており、両社はその生活データを活用し、留守宅の子どもや離れて暮らす家族の状況を見守るサービスを2019年10月から開始している。