JVCケンウッドは、JVCブランドのスポーツ向け「AEシリーズ」から完全ワイヤレスイヤホン「HA-AE5T」と、Bluetoothイヤホン「HA-AE1W」を6月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭価格(税別)はHA-AE5Tが15,000円前後、HA-AE1Wは10,000円前後を見込む。
本格派ランナーへ向けたAEシリーズの新製品。どちらも1月に米ラスベガスで開催された「CES 2020」において出展されており、今回正式な発売時期と価格が決定した。カラーはブルー、ブラック、グレーの3色。形状や対応するBluetoothコーデック、バッテリー持続時間などに違いがある。
共通仕様として、空気抵抗や風切り音をを抑える「エアロスリムデザイン」を採用し、イヤーサポートと耳孔への圧迫感を抑える新形状のイヤーピースでフィット感を高めた。また、イヤホン本体をラバー調の素材で囲み、すべりにくく着脱時の落下を防ぐ。IP55相当の防水防塵性能を備えている。
Bluetooth 5.0に準拠し、LDSアンテナで接続安定性を向上。イヤホン部分は共通で、高磁力ネオジウムマグネット採用の高音質ドライバーを搭載。バスブーストモードを備え、クリアで迫力あるサウンドを再生できるという。
完全ワイヤレスの「HA-AE5T」は、クアルコムの「TrueWireless Stereo Plus」をサポート。対応スマホと組み合わせることで左右独立伝送が可能になり、音切れに強く低遅延も実現する。対応コーデックはSBC、AAC、aptX。連続再生時間は最大最大約9時間。付属の充電ケース併用で最大27時間音楽を聴ける。10分の充電で約1時間再生できるクイック充電に対応する。
左右イヤホンがケーブルでつながったタイプの「HA-AE1W」は、バッテリーやリモコン機能をイヤホン本体に集約し、リモコン部のないスマートな構造を採用。ケーブルの被覆部分に微細な溝を入れることで摩擦を抑え、絡みにくくタッチノイズを低減する「グルーヴケーブル」を備える。付属のケーブルアジャスターでケーブルの長さ調節も可能だ。対応コーデックはSBCのみ。連続再生時間は最大11時間。10分の充電で約70分再生できるクイック充電にも対応する。
どちらもハンズフリー通話に対応し、クアルコムのcVcテクノロジーとMEMSマイクの搭載により、ノイズを抑えたクリアな通話が可能とする。その他、軽いタッチで操作できる、フィードバック音付きのタッチコントロールを搭載。イヤホンを着けたままで会話できるタッチ&トークなど機能も備える。