新型コロナウイルスの影響による2月末の一斉休校要請から2カ月ちょっとが経過しました。4月7日に発令された緊急事態宣言も、5月31日までの延期が決定。就学児童生徒を持つ家庭では4月から新学期が始まると思っていましたが、全国で多くの自治体が休校措置を延長し、当面さらなる自宅待機が余儀なくされました。

最初の休校が決まった当時、中学1年生の子を持つ我が家では、即座に最新のオーブンレンジを購入することに。以前から買い替えるつもりではいたのですが、完全に壊れたわけではなかったので使い続けていたところ、思わぬ事態に直面してようやく決断しました。というのも「臨時休校=給食がなくなる」から。

  • 新型コロナウイルスの影響で、子どもは休校、筆者は在宅ワーク。子どもに家事を担当させる家庭が増えたと聞きます

これまでも夏休みなどの長期休暇には家庭で3食を用意していましたが、部活動であったり習い事であったり、子どもたちにもやることがあります。ところが、休校期間中は子どもも大人も人との接触を避けるため、外出が著しく制限されてしまいました。我が子が通う中学校は、休校期間中は15時まで自宅学習とし、原則外出禁止です。いくら自宅学習とはいえ、勉強ばかりでも退屈しますし、暇も持て余しまくり。だからといって、ゲームやネット漬けという生活は、保護者としてはやはり極力避けたいところ……。

そのため、子どもに家事を担当させる家庭が増えたと聞きます。我が家では、以前からカレーやシチュー、肉じゃがといった簡単なメニューであれば、電気鍋などを活用して、子どもが自分で作っていました。しかし、まだまだレパートリーは限られていて、定期的に食事作りを任せようと思うと、親の私自身が飽きてしまいそう……(息子は毎食カレーでもよさそうですが)。また、家庭で作る食事の回数が増えたぶん、毎日の調理をできるだけ時短かつ簡単に、おいしくできる調理器具として、オーブンレンジを一新したわけです。

選んだのはパナソニックの「ビストロ」シリーズ。2019年10月に発売されたハイグレードモデル「NE-BS2600」を購入しました。

  • 臨時休校を機に購入したパナソニックのオーブンレンジ「三ツ星ビストロ NE-BS2600」。2019年10月発売のハイグレードモデルです。我が家では、休校中の食事作りに大活躍中

NE-BS2600を選んだ理由

パナソニックのビストロシリーズは、グリル調理が特に得意なオーブンレンジです。中でもNE-BS2600は、オートメニューや、食べ盛りの男子中学生好みの付属レシピ(肉料理やノンフライ揚げ物)が充実しているというのも決め手。筆者は仕事柄、これまで多くのオーブンレンジを試用してきているのですが、最上位機種となると各社のどれもすばらしく、それゆえ何年も選び切れずにいたものです。今回、「いま」必要なのは料理ビギナーの子どもでも使いやすいことと、簡単さを重視してNE-BS2600を選びました。

  • NE-BS2600に付属する2冊のメニューブック。時短・簡単においしい料理を作れるレシピの充実っぷりも、購入の決め手となりました

そして、働く母にとって頼もしい機能は、ワンボウルメニューです。耐熱性のボウルひとつで作れるオートメニューで、例えばカルボナーラなどのパスタ料理や、麻婆豆腐といった中華料理がボウルひとつで完結します。

センサーを駆使してNE-BS2600が適切な制御を行ってくれるので、材料をセットすればあとはお任せ。調理後の片付けもラクなので、家族の在宅時間が増えてただでさえ家事に追われる大変なときに、ちょっとした手抜きに助かっています。「お腹すいた~」が口グセの食べ盛りがいる我が家にとっては、補食をサッと用意できるのもありがたいポイントです。

  • NE-BS2600の操作パネルは、見やすく直感的に操作できるカラーのタッチ液晶を採用。ワンボウルメニューは、「料理集」→「ビストロおすすめ」ですばやくアクセスできます(写真右)。ワンボウルメニューの一覧(写真左)

  • ワンボウルパスタメニューだけで10メニューも用意されています(写真左)。メニューを選択。また、NE-BS2600はスマホアプリとも連携します。操作パネルの「レシピ」ボタンを押すと、Wi-Fi経由でスマホアプリのレシピ画面をNE-BS2600に送信します(写真右)

  • スマホ画面を見ながら下準備(写真左)。準備が終わったら、アプリ画面の「Bistroへ送信」ボタンを押すと、Wi-Fi経由でオーブンレンジに設定画面が現れます(写真右)

  • 直径25センチの耐熱ボウルに、レシピの分量通りに水とパスタ、オリーブオイルを入れて、その上からベーコンなどの具を乗せてて軽くラップ。耐熱ボウルを庫内にセットして「スタートボタン」を押します。栄養バランスを考えて、お好みの野菜をドンとかぶせるのが筆者流

  • 加熱終了後、卵黄や生クリームで作ったソースを混ぜ合わせて、カルボナーラの完成。調理中はNE-BS2600にお任せなうえ、後片付けがラクなのもうれしい!